人生に疲れたら聞きたい偉人たちの言葉
昔、自分が企業勤めで色々とやつれていた時に聴いた、偉人たちの言葉でしみじみしたものを紹介していきます。
目次
人生に疲れた時に聞いておきたい、偉人たちの言葉
アナトール・フランス
「死ぬとはとても手間のかかること」
アナトール・フランスは、フランスを代表する詩人・小説家です。
善悪はさておき、死ぬことはとても手間がかかること、という言葉。たとえ孤独な人でも、死ねば、だれかに迷惑はかかります。確かに、と納得してしまいます。「手間だから死ぬのはやめろ」といった浅はかな答えに結び付けない文章に深みを感じます。
アインシュタイン
「小さいころ、お前は一生ろくな人間にならないといわれる」
アインシュタインは、誰もが知っている大天才ですね。
そんな彼も、小さい頃は非難轟々。というか、天才でなくとも、周囲から非難を受けることは誰もが通る道。その先を進めるかどうかで人間の力は試されるようです。そして、その先の結果は誰にもわからない。そもそも人生って、本質はとってもギャンブルなんですよね。
サマセット・モーム
「毎日自分の嫌いなことを二つおこなうことは魂のためにはいい」
サマセット・モームは、イギリスの小説家です。
嫌なことがあっても、そのおかげで自分は成長していると考えると、少しは楽になります。ありきたりな表現をすれば、痛みを知っているからこそ、同じ過ちは繰り返さないように動けます。
シェイクスピア
「狂ったこの世で狂うなら気は確かだ」
シェイクスピアは、英国の劇作家、詩人です。とても有名ですね。
そして、この言葉。とっても真実だなと思います。世の中、ものごとを知れば知るほど、じつは相当に混沌としています。人一人がたまに疲れてしまうのも自然なことだと思います。
ゲーテ
「芸術家よ語るなかれ。造れ」
ゲーテは、ドイツの詩人です。
この言葉、グサッとくる人も多いのではないでしょうか。疲れていても愚痴っているだけでは、なにも変化は起きません。なんでもいいから行動を起こして、成否はさておきカタチを残すようにしましょう。
ジャン・コクトー
「運命とは地獄の機械である」
ジャン・コクトーは、フランスの芸術家です。
機械という言葉を持ち出したことで、恐ろしく現実的な印象を与えてくれる言葉。人生、だれでも苦しいことは待ち受けているものです。あんまり自分だけと悲観しないほうがいいです。
リチャードバック
「やりたいことをやれば良い。どうせツケは返ってくる」
リチャードバックは、アメリカのイリノイ州生まれの飛行家であり、作家です。
この言葉、なんとも男らしいです。捉え方は人それぞれですが、自分としては、人生にはどうせ何事にもツケがくるのだからやりたいことやったほうがええじゃん、という感じです。とても後押ししてくれる言葉です。
西田通弘
「不思議なことにやってみると、確かになんとかなる」
西田通弘は、本田技研工業の副社長等を歴任した実業家です。
この言葉、「確かに!」と思う部分と、「いやいや!」と思う部分で半々だったりします。でも、確かになんだかんだで、なんとかなるようになるような気もしています。勝ち負け・成功失敗といわず、「なんとかなる」という表現が、またなんともいえず、ですね。
永六輔
「生きていることは借りを作ること。生きていくことは借りを返していくこと」
永六輔は、日本の元放送作家です。
この言葉、個人的に大好きです。将来は、「十分借りを返してやったぜ!」と言える大人になりたいなと思いました。まだまだ「借りばかり」の人生です・・・。
フランソワーズ・サガン
「ユーモアを持つための第一段階は『自分自身を嘲笑うこと』」
フランソワーズ・サガンは、フランスの作家です。
どんなに辛いことも、時間が経てば笑い話です。今、不幸を感じる人は、自分が将来ユーモアのある人間になる一歩を刻めたなと前向きに考えてみてもいいのかもしれません。笑えるようになった時、何倍も人生が楽しく感じます。
ベイブルース
「簡単ではないこともあるが、君にはできる。世界はきみのものなのだから」
ベイブルースは、偉大な野球選手です。
まっすぐな言葉で力強く、すごく好きです。自分がいるから世界があって、世界があるのは自分がいるから。それゆえに自分が変われば世界も変わるという話。疲れたままの世界が嫌なら、まずは自分が変わらないといけないんですね。
北野武
日本人なら誰もが知っている、たけしさん。個人的に好きな言葉が多いので、3つ選別しました。
「勉強するから何をしたいか分かる。勉強しないから何をしたいか分からない」
この言葉にはハッとさせられました。自分に迷っているのは、単に勉強不足なだけ。そういう人は、学ぶ意識を強く持たないといけないです。
「夢を持て。目的を持て。やればできる。こんな言葉に騙されるな。何もなくていいんだ。人は生まれて、生きて、死ぬ。これだけでたいしたものなんだ。」
とっても励まされる言葉です。人間の最大の目的は、生きて、死ぬこと。それ以上を望むのは、単に強欲なだけかもしれません。
「人間は「振り子」である、すなわち「思い切り悪いことのできる奴は思い切りいいこともできる、思い切りバカなことのできる奴は思い切り真面目なこともできる」」
じつは短所だと思っていたことは長所だったのかもしれません。人から極端な評価を受ける人は、その真逆のことに挑戦してみるといいのかも。
チェーホフ
「風邪をひいても世界観は変わる。ゆえに世界観とは風邪の症状に過ぎない。」
チェーホフは、ロシアの作家です。
これまたサッパリした演繹です。世界に絶望するほど疲れたとしても、それは大仰な表現でオーバーに自虐しているだけで、本当はただの風邪に過ぎないのかもしれません。ちょっと休めば回復するものです。
エルバードハーバード
「友人とはあなたのことをすべて知っていて、それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである」
エルバードハーバードは、アメリカの作家です。
自分が疲れている状態だと、励ましてくれる人のことを不快に思うこともあるでしょう。でも、そんな環境でも励ましてくれる人は、自分のことを本当に好んでくれているのかもしれません。大事にしましょう。(耳が痛い。)
矢沢永吉
「自分に同情するな。下劣な人間のすることだ」
疲れていて、自分のことを悲劇の主人公みたいに思う気持ち。でも、それは単なる甘えであり、下劣さであるという言葉。とても心に響きます。気をつけないといけません。
植木等
「人間とは、骨を折りながらやっと生きていくものだ」
植木等は、コメディアンです。
疲れている状況も、それは生きていくための必要経費。自分だけが、と悲観せず、それからも一歩一歩、がんばっていきたいところです。
マルコム・グラッドウェル
「作曲にしても、スポーツにしても、小説にしても、結局、技術が必要なものについての最低限の練習量は「一万時間」なのである。」
マルコム・グラッドウェルは、世界的ベストセラービジネス書著者です。
この言葉は知っている人も多いかもしれません。一万時間は、1日8時間で換算すると、約1250日であり、約3.4年です。すぐに結果を望もうとしてもダメだってことですね。退職するにしても3年は頑張れ、というのは、案外、この考えからきているのかも・・・?
スコットフィッツジェラルド
スコットフィッツジェラルドは、アメリカの小説家です。村上春樹さんの大好きな小説家というのは有名な話。こちらは二つ紹介させて頂きます。
「小さな失敗を一巻の終わりと勘違いしてはならない」
まさにこれ。疲れていると「この世の終わり」くらいに悲観してしまいがちですが、それはただの勘違いなのかもしれません。
「物事をやり遂げるには物事を続ける能力と同時に、物事を初めからやり直す能力が必要とされる。」
疲れた時、一番、この言葉が自分には染みました。浸かれている時に「やり直し」っていう言葉はとても重たく感じますが、それも「やりとげる」ためには必要なこと。がんばるしかないんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「疲れた時に見てみたけど、なんとも思わないぞ馬鹿野郎!」という人は・・・すみません。
でも、疲れた時に立ち直る方法って、結局、自分で立ち上がるしかないんですよね。周囲ができることは、そのきっかけづくり程度です。溺れる者はワラをも掴む。この時、そのワラを掴もうとする意志がなければ、ただ川に流されていくだけです。
愚痴っていても、なんも助かりません。まずは気持ちだけでも強く持つことが大事かなと思います。