革ジャン破れ 数百円で安くカンタン修理する方法は「接着剤と当て布」
秋の衣替え時期。だんだんと肌寒くなってきたので、お気に入りの革ジャンを押し入れから探して取り出したところ破れており、大ショック。
すかさず、知り合いの服飾業界の革に詳しいプロの方にLINE相談させて頂きましたので、今回はその時に破れた革ジャンを修復した方法を記事にさせて頂いてます。
目次
革の破れについて
まずは破れの具合を確認
こちらが革ジャンの破れた写真です。
破れ箇所は、左ひじ裏の部分です。
たぶん電車とか街中のフェンス・電柱あたりとかでひっかけたのだと思います。
悲しいですし、じつに萎えますね…。
プロに頼めば一発で解決するみたいなのですが…
品川の革研究所というお店が、わりかしリーズナブルで、腕も確かというような情報を頂きましたので、革ジャン破れを撮影した写メとメールをお送りしまして、お見積もりを頂きました。
すると、修理費は「約7,000円」とのこと。
正直、これは少し高いなと感じました。
というのも、この革ジャン、定価6万のものを3万5千円で買ったものなのです。そのため、修理費7,000円は悩みどころでした。むしろ、その7,000円を頭金にして、新しいジャケットを買い替えても良いような気もしてきます。
じつは「革の破れの解決策は一個しかない」とのこと
服飾業界に勤める人に聞いたところ、こんな話をしてくれました。
革製品の破れは、ほとんどの場合、当て布を敷いて接着剤でくっつけて、その後に目立たなくなるよう染料を塗るって解決策しかないですね
これはつまり、自分で修理できないこともない、ということです。
(すると、もし自分でやってみてダメそうなら、その時は7,000円を払ってプロに頼めばOKなのでは…?)
という結論に至ったので、今回は試しに自力修理を試みることにしました!(ブログのネタが欲しいという下心もありました 笑)
いざ自分で革ジャンの破れを修理!
修復アイテム「接着剤」の準備
接着剤はネット注文しました。購入当時はAmazonで350円送料無料だったので安かったです。
こちらは使用した染料です。
それでは、さっそく修理をしていきます!
カンタン修繕作業の流れ
まず、革ジャンの破れた箇所に敷く「あて布」を用意します。自分はスーツ裏地の予備布を使いました。
用意した当て布を、革ジャンの破れた傷の中へ設置します。
当て布の外周から中心部に向かって接着剤をたらして伸ばし、革ジャンの破れた布を押しつけて、ペシペシと叩いて、接着します。少し雑にやってしまい、接着剤が、外側に漏れてしまい、少し目立ってしまいました。ちょっと慎重にやれば、もっと綺麗にできると思います。
次に、革ジャンの破れを接着した箇所周辺に、KIWI製品の革染料をうっすらと塗り込んでいき、写真のように色味を落ち着かせます。すこーし、丸くなった感じがします。
修理した箇所をじっと見ていると、まあ接着したのだなと分かりますが、しかし、アングルをちょっとひいてみると…もうほとんど、破れた箇所は分かりません。
さらに後姿全景で確認します。すると、破れはほとんど気にならず、むしろシワのほうが気になる仕上がり具合でした。
まとめ
カンタンな修理はまず自力!
7000円の修理費が、この時は自力383円で仕上がりました。なんだかとてもオトクな気分です。(kiwi染料は元々、持っていたものなので割愛。)
もし数十万円するほど高級な革ジャンでしたら、わたしもすぐにプロへお任せしたのですが、今回のように数万円くらいのものは自力で修理しちゃったほうがオトクなのでは、と思います。もし失敗したら、それも含めてプロに解決してもらえばいいだけの話ですしね。
また、修復した個所の持ち具合も一年経過しても大丈夫ですので、とくになんともないようです。というか破れたら、また治せば良いだけです。ぜひ革ジャンの破れで困っている方はトライしてみてください!
まずはトライしてみることが大事だと思います!
参考
その他、革製品のメンテ方法!
革ジャンや、その他の革製品に関するお手入れ・メンテナンス記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
革製品以外が破れた時の対処法
スキーウェアやダウンジャケットなどの破れは、透明テープでひとまず対処することができます。