バリウムを苦しまないように飲むコツ
先日、じつに5年ぶりくらいに健康診断を受けに行きました。ちょっと期間を挟んでいたもので、今までにやったことのない「胃がん検診」も受けようということになり、初めての「バリウム」を飲むことに…!
ただ事前に飲み方を調べていたこともあって、実際にバリウムを飲んでみた感想は、「うまく飲めばラク」というものでした。というわけで、これから初めてバリウムを試される方向けに、自分の体験談をまとめてみました!
目次
バリウムを初めて飲んだ時の苦しまないコツ!
胃がん検診の一連の流れ
バリウムを飲む、胃がん検診の一連の流れは、下記の通りです。
・前日21時から水以外の飲食禁止。
・当日は200mlの水以外の飲食禁止。
・当日、胃がん検診の部屋(車)へ移動。
・短パン、ボタンのないTシャツに着替える。
・発泡剤を少量の水で飲む。
・バリウムを飲む。
・ゲップをしないように耐える。
・診察台に乗って医師の指示通りに体勢を入れ替える。
・最後に下剤を飲んで体内のバリウムを早急に排泄する。
この時、ポイントになるのは「発泡剤」と「バリウム」の飲み方です。
発泡剤とバリウムを飲むポイント
じつは、バリウムを飲む際にゲップをしてはいけない、というのは発泡剤のためです。
昨晩から何も食べていない胃袋は縮小しているため、発泡剤を入れて膨らませることで、撮影をスムーズにさせるという働きがあります。
発泡剤は、白い粉末状になっていて、口の中に入れると、炭酸みたいにシュワシュワとなって膨れるものになっています。
実際に舌の上にのせると分かるんですが、いかにも炭酸系のクセが強い駄菓子という感じのヘンな味がして、あっという間にシュワシュワして膨張していきます。
ですので、発泡剤を飲むときのポイントは、「味わうことをしないように瞬時に飲み干す」ということです。
舌の手前(唇側)に触れぬよう、奥側(喉側)のほうに発泡剤を落とし込み、即座に水で飲みほします。
この時、水は、オチョコ程度の少量しかもらえず、それだけでは発泡剤がすべて流れない可能性が高いので、水を飲んだ直後、バリウムを一気に飲むことで発泡剤を押し流します。
バリウムを飲む時も、発泡剤同様、舌の奥側のほうへ落とし込むようにして一気飲みすると、とくに味覚で苦しむことなく飲むことができます。
・・・という事前知識を得ていたので、自分も、その方法で試してみました!
発泡剤とバリウムを飲んだ感想!
発泡剤を下の奥に落として、水でグイッとやって、バリウムを一気飲み!
いずれも味わうことをしないようにやったところ、とくに苦痛なく飲み込み完了。
ただ、個人的な感覚をいわしてもらうと、発泡剤は確かにマズイけど、バリウムはちょっと美味しい感じがしました。
たぶん、空腹具合がすごすぎて、なんでも美味しい状態になっていたからかも?
スムージーとかドロドロの野菜ジュースとか、プロテインとか飲める人は、あんまり違和感ないかもです。
一番、雰囲気が似てるなって思ったのは、完全食材のCOMPでした。あれを少し残念な感じにしたのがバリウムかと。
相当まずいって聞いていたのですが、自分は案外苦しむことなく、ラクーに飲めました。
検診中はひたすらゲップに耐える
ゲップすると、台無しになってしまうので、ひたすらガマン・・・!
炭酸飲んだことある人なら、比較的がまんしやすいと思いますが、炭酸に慣れていない人は、ちょっと辛いかもしれません。
息を止める練習というか、ちょっと炭酸飲んでみて、ゲップをガマンしてみると良いのかも・・・?
注意:バリウムで一番大変なのは、むしろ下剤・・・
あんま綺麗な話じゃないんですが、参考体験なので書いておくと・・・。
バリウムを飲んだ後は、体内に残ると危ないので、下剤を飲み、その日はたくさん水を摂るようにして、さっさと排泄するように指導されます。
で、その排泄なんですが、バリウムさんと発泡剤のせいで、アレがいつもとは違う感じになります。
もし自宅のトイレが水洗の威力弱い場合は、お店のトイレなどで水洗の威力の強いところを借りるようにしたほうがいいです。
水洗が弱いと、砂利みたいになったバリウムの欠片が流れてくれず、トイレの底に溜まったりするからです。
バリウム直後のアレは、水洗威力の強いトイレに行って、基本さっさと流した方が賢明でしょう。
約半日、だいたい2~3回ほど排泄すると、いつものアレに戻ってくれます。
・・・うーん、なんて下品な話・・・
とはいえ、仕方のないことですので、参考にしてみてください。
まとめ
個人的にはバリウムは飲むときより、飲んだ後のほうが面倒だなと感じました!
体に残ると危ないっていうので「早く出さないと!」って思うと、その日は作業にならず、まったく集中できません。健康診断をする日は、なるべく予定のない時にやったほうが良さそうです。