だれかのなにかに役立てるウェブ制作者YoTaの趣味ブログ

ミニマリストとは? 詳しい意味をまとめてみた

ミニマリストに関しての解釈は色々あるのですが、著者の言葉でまとめると、「人生においてプラスとなるものを厳選し、それ以外は極力排除。その上で、自分の目標を達成していくことに集中する」という感じで認識しています。

とりあえず、「モノを減らす」、「安いモノだけ買う」、「部屋を空っぽにする」、「とにかく断捨離する」、「家を捨てる」とか、そういう極端で短絡的な意味合いでないことは確かなので、早とちりしないようにしましょう。

以下、ミニマリストについて、もう少し詳しく説明していきたいと思います。

ミニマリストってどんな人?

確固たる自分の目的を持っている人

ミニマリスト

著者が思うに、「ミニマリストになりたい!」とか宣言して、「ミニマリスト」を目指す人は、その本質から離れていると感じます。

なぜなら、ミニマリストというのは"存在"ではなくて"手段"であるからです。

具体的には、「自分はこれがやりたい」という目的や目標があり、その達成をするための準備時間を増やす手段として「ミニマリスト(ミニマリズム)の道」があるというわけです。

たとえば、難しい資格試験に合格したいという目標があったとします。この時、部屋が散らかっていたり、マンガやゲーム、テレビやブルーレイ、スマホや本など、色んな雑念が生まれやすい環境だと、集中力も乱れやすくなってしまいます。そこで役立つのが、ミニマリズムです。

ミニマリズムは、そんな邪魔な外乱(日常のノイズ)を物理的になくすことで、集中力を高めようという試みになります。資格試験に合格するため、その勉強時間を増やすべく、邪魔になるものは物理的に排除(断捨離・掃除)するのです。

このように、極力、自分の人生の目標(優先順位の高いこと)に専念できる環境づくりをしていく人が、ミニマリストです。

つまり、まずはミニマリストを名乗ろうとするのではなくて、それ以前の部分で、自分の夢や目的、目標を持っていないと、お話にならないってことです。(ただ掃除するだけなら、掃除好きってだけです。)

「時間を増やす」というメリットを好む人

ミニマリスト

先ほどの例からも分かるように、ミニマリストの働きは、不要なモノを減らして、自分の人生を充実させるための時間(機会)を増やすことです。

まあ、人によっては、「どんな環境でも集中できるやつは集中できる。集中できないやつはただ単に集中できないだけ」と思われるかもしれませんが、しかし、ミニマリズムの片づけをすることで、以下のような効果は具体的に見込めます。

時短例1)モノを探す無駄な時間をなくす

「あれ、〇〇〇はどこにやったっけ……?」

などと言って、机の引き出しに始まり、クローゼットの隅から隅、他の部屋の至る所など……捜査範囲は広がるばかりで、気がつけば30分、1時間、数時間とモノを探すような時間。身に覚えはないでしょうか? こういう時間は、バッサリ言ってしまえば、まったくもってムダです。

モノを必要最低限に減らして、何をどこに置くのか、きっちり決める。そうすることで、その失った数時間、自分の人生に役立つことに使えるのです。

時短例2)服で悩む時間をなくす

「今日は何を着ようかな……?」

これは一見、人生の醍醐味でもありますが、ただ、特別な場所、特別な機会を除いて、ただの普段着であれば、悩むだけムダです。シーンごとの服をあらかじめ決めておくことで、"悩む"という無駄な時間を省くことができます。

まあ、意識高い系の人がすぐに引き合いに出すような、スティーブ・ジョブスなどの話ですね。余談ですが、個人的に、意識高い系の人が自慢げにスティーブ・ジョブスの話をしている時間こそ、まさに人生のムダそのものに感じますが……イコール、今執筆している、この時間こそムダなのかもしれないですね……(自問自答=これもムダ。以降、ミニマループ。)

時短例3)片づけをする時間がなくなる

「散らかってきたから久しぶりに片付けないとな」

これって、冷静に考えたら、ムダな時間ですよね。普段からモノを無駄に増やさず、必要最低限にしておいて、モノを置く場所も決めておけば、片付けるという時間がなくなります。大晦日になっても、半日以上掃除なんかせず、ちょっと掃除機かけるくらいでOKだし、昼にはさっさと寿司やソバを食べながらゆっくりくつろげるわけです。

時短例4)引っ越しが超ラク

「引っ越しの準備で数日潰れた……」

住居を転々とする人なら、なおさらミニマリズムにはこだわると思います。モノは極力減らし、所有しているモノも、できるだけ持ち運びのしやすいコンテナなどに収納しておけば、いざ引っ越しになっても工数をあまりかけずに済みます。

引っ越しをしている時間は思い出、とおっしゃる方もいるかもしれませんが、DIYやインテリアに人生の価値を感じない人にとって、引っ越しの準備って、普通に考えてストレス(面倒)なだけです。できるだけスマートに。それがミニマリズムです。

このように、自分の目的に関係ない時間を極力減らして、自分の目的のためになる時間を極力増やすように努力するのが、ミニマリスト、というわけです。

モノでなくても、たとえば、日々の献立を決めてしまって、食事に関する時短を試みる、というのもミニマリズムと捉えて良いかと思います。

目的によって、ミニマリストの形は変わる

ミニマリスト

繰り返しですが、ミニマリストは、自分の目的のための時間を増やすことですので、「ミニマリスト=服を捨ててシンプルに生活する」という短絡的な認識はしないようにしましょう。

たとえば、服飾だったりデザイナーを目指すような人にとって、服だったりインテリアというのは、こだわり(人生の醍醐味)でもあります。当然、カンタンに捨てて良いモノではないですし、ましてや、毎日いつも同じ服を着ればOKとは限らないわけです。

こういう目的を持つ人たちの場合、服のこと以外の部分、たとえば食事のメニューだったり、撮影するための空間づくりだったり、撮影した写真をすばやくデータとして扱う環境だったり、たくさんの服をいかに効率よく管理するか、など、そういった方向のミニマリストになることが必要となります。

まとめ

ミニマリストといっても、ただ単に、モノを捨てれば良いわけではないです。

厳選したアイテムのみを揃えていき、不要なモノは断捨離をして、日常のノイズを減らし、自分にとって価値あるモノを高めていこう、というのが、ミニマリズムであり、ミニマリストです。

まずは、自分の人生の目的を何にするか。そこから考えていくことをスタートしましょう。(その後、どんなミニマリストになれば良いのか考えるのが、正しい手順です。)

※本記事は、あくまで著者の見解なので、これが絶対に正しいということではないので、注意してください。

ページ上部に戻る