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学生の「ノート見せて」は有料化にするルールを学校が作って保護しませんか?

普段の授業中はずっと寝ているのに、テスト直前になると、急に「ノート見せて^^」と言って、全範囲を一気に取り戻そうとするあつかましい生徒がいますが、これはもう「学校公認のもと、有料化を徹底すべき」というのが私個人の持論です。

なぜなら、こういう感覚のまま社会人になると、モノの価値が傲慢になって、「発注先の追加作業・フリーランスの作業なんて無料だろう(立場の弱い人間にはオラつけば無理を通せる)」くらいに思うことが多くなってしまうように感じるからです。(※私の偏見100%による。)

乱暴な「ノート見せて」は悪質な労働を生みかねない

学生時代、バスケ部やサッカー部などに所属してオラついている生徒が、真面目で気弱目の高成績な生徒をつけ狙って、「ノート貸して^^ 助かる~!」とかいって、その場だけのありがとうを言って、知的財産をかっさらっていく光景は、だれでも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

ただ、これって、すごく引っかかるものがあると思います。

大人でたとえるなら、真面目で少し気弱なボランティアさんたちを報酬無しの笑顔&巧妙な言葉だけでうまくコキ使う悪徳NPOのコアメンバー感であり、または立場の弱い中小企業に対して、自分の管理不足が原因で締切がまずくなったにも関わらず、急ぎの仕事を追加の報酬なしに押しつけるような悪質なプライム社員感を覚えるのです。

学生時代、「ノート見せて」という行為を黙認しておくことは、そのまま社会の誤った労働に対する温床になりかねないように、私個人は感じます。

イヤなら断れば良い、はその通り

もちろん、気の弱いほうにも責任はいくらかあるのかもしれません。

「イヤなら断れば良い」

まったくもって、その通りだとも思います。ただ、学生時代というのは、色んな意味でも心身が未熟です。うまく言葉が出ないこともありますし、DQNな生徒であれば、逆恨みのような報復行為も心配になります。

また、嫌なら断れば良いの前に、そもそも普通の人であれば、安直で無遠慮な「ノート見せて」という発言はしないようにも思います。

"まともな生徒"は無料に罪悪感を覚えて、メシ奢りや現金支払もする

私が学生だった頃、良いヤツというのは、「ノート見せて」という時でも、「本当に助かったからメシくらい奢らせて」とか、代わりに流行の本やCDをレンタルし合ったり、または普通に500円~2,000円くらいの金銭支払をしていることが多かったです。もしくは、お互いに困ったらノート補完をしあっている関係だったり、本当に普段から友達関係であれば互いにイーブンな立場ですので、報酬がなくても問題ないでしょう。

つまり、ある程度の普通の感覚を持った人は「無料で対価をもらうことはさすがに悪い」という感覚を学生ながらにも持っているわけです。こういう人たちは、さすがに誰かをコキ使うようなことは今後もしていかないことが容易に想像つきます。

友達だから「ノート見せて」の気持ち悪さ

今の時代、友達の定義も、facebook感覚になっており、なかなかライトなものになっていますが、そういう背景はさておき、少なくとも、「友達だから(無料で)ノート見せて^^」なんて図々しいことを一方的に言ってくるヤツは、学校卒業した後、90%以上の確率で友達として残りません。

学校は科目指導以外の部分にも目をやるべき

無遠慮にノートを一方的に強奪していく生徒たちは、オラオラすれば無料で何でも借りられる、といった認識をしていますので、これは将来の社会経済の面も考えて、学校側から指導をしていかなくてはならないように感じます。ただ科目勉強だけを教えれば良いわけはなく、もっと民間の感覚というものをきちんと教えるべきだと思うのです。

まとめ

信頼関係や対価交換が成り立っての「ノート見せて」は良いですが、一方的に相手の財産を奪うような行為は、本当にイヤなものです。

学校ないし文科省は、今までに黙殺されまくってきた「ノート見せて問題」について、いい加減メスを入れたて、学校側が新規にルールを設けた方が良いかと思います。

これがそのままあらゆる社会問題の温床につながりかねないからです。

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