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これだけ読めば分かる! SIMフリー・格安SIMの基本知識を図解でカンタンにまとめてみた

昨年より話題になっているSIMフリー。

ちょうど、そろそろ携帯を変えようと思い、格安SIMについて色々と調べてみましたので、その内容をまとめて記事にしてみました!

これからSIMフリー端末・格安SIMの導入を考えている人の参考になればと思います。

SIMフリー・格安SIMの概要

大手携帯電話キャリアの無線通信インフラをレンタルして、ユーザーへデータ通信サービスを安く提供するMVNOという会社が生まれました。

MVNOとは

ユーザーはMVNOと契約することで、格安のSIMカード契約ができます。
SIMフリー・格安SIMとは

ユーザーはSIMフリー端末を準備し、そこに契約したMVNOからもらったSIMカードを自分で設置・設定することで、格安のデータ通信サービスが利用できるようになります。(SIMカードは、スマホに限らず、タブレット・PCなどにも契約次第で利用可能ですが、本記事では、とりあえずスマホだけの話に限定して説明しています。)
SIMフリー端末とは

【楽天モバイル】



SIMフリーの基本用語

SIMフリーについて、必ず抑えておきたい、基本用語は以下の通りです。

SIMカード

simカードとは

SIMカードとは、加入者のID番号(電話番号などのパーソナルな情報)が記録されたICカードのことです。これは従来の携帯にすべからく使われていた技術になります。今までは、携帯会社の人だけが操作できて、ユーザーが他の携帯端末に差し替えできないように「SIMロック」が施されていました。そのため、ユーザーはSIMカードを扱う必要がとくにありませんでした。これがSIMフリーになったことで、ユーザーが自由にSIMカードをさしかえできるようになりました。

SIMロック解除

simロック解除とは

SIMロック解除とは、その名の通り、携帯電話の「SIMロック」を解除することです。つまり、「SIMロック」を解除した端末の範囲内であれば、ユーザーはSIMカードを入れ替えるだけで、扱う携帯電話を自由に変更できるようになりました。そして、2014年7月14日、総務省により、各キャリア会社へSIMロック解除の義務化が正式に決定したことで、「SIMフリー」という言葉が使われるようになっていきます。

SIMフリー

simフリーとは

「SIMフリー」により、ユーザーは「SIMカードを自分で好きな携帯に差し替えて使うことができる」ようになりました。そして、そのような携帯端末のことを「SIMフリー携帯」・「SIMフリー端末」などというように呼ぶようになりました。つまり、2014年以降のキャリア携帯であれば、だいたいSIMフリー対応ということになります。

白ロム

白ロムとは

白ロムとは、「携帯電話回線の契約情報(電話番号)を端末に直接書き込む方式の機種で、契約情報が記録されていないもの」をいいます。一般的には、ドコモやau等で販売したスマートフォン、またはタブレットのことを白ロムと呼ぶことが多いです。なぜドコモやauなのかというと、ドコモやauはSIMフリーが勧告されるよりも早い段階からSIMロック解除の対応をしており、ほとんどの端末がSIMカードを抜いて初期化すればSIMフリーに使えるようにしていたからです。

MVNO

MNVOとは
本記事の冒頭にも出てきたように、SIMフリーの話題になると、MVNOという言葉が必ず出てきます。一般に、MVNOとは「ドコモやau、ソフトバンクなどの大手携帯電話キャリア以外の携帯電話キャリア」を指す言葉として知られます。

もう少し詳しく解説すると、MVNOとは、正しくはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)と呼び、大手携帯電話キャリアが所有する無線通信インフラ(電波送受信に必要となる基盤)をレンタルして、モバイル通信サービスをしてくれる会社となります。そのため、料金は通常の大手キャリアよりも安く設定できて、格安SIMが提供されるようになりました。

MVNOのさらに詳しい解説はこちら

注意点としては、各MVNOによって、無線通信インフラのレンタル条件が異なりますので、格安SIMでは通信環境によって必然的に若干の違いが生じてしまいます。(遅れたり、場合によっては速くなったりする。)ただ、MVNOへ参入している会社は、DMM・楽天・ocnなどの大手企業であり、またLTEなどの回線強化の背景もありますので、不便に感じるほどサービスの質が極端に下がる、ということはありません。それどころか、これから月日が流れるにつれて、安定していくようになると思います。

格安SIM

格安SIMとは

一般的に、MVNOとの契約を指す言葉です。MVNOとの契約は、通常キャリアの1/3程度。とても格安なため、格安SIMと呼ばれます。(MVNO・キャリアのどちらの場合においても、契約した時にSIMカードを作成する=>それが格安なため、格安SIM。)

LTE/3G

LTEとは

すごく乱暴なまとめ方をすると、「3Gは古い通信規格」で、「LTEは新しい通信規格4Gの一種」となります。データ送受信の転送速度が、かなり異なります。もちろん新しい規格の方が速いです。そのため、当たり前ですが、これから使う携帯は、LTE対応のものを買った方が良いです。

MNP

MNPとは

こちらはご存知の方が多いと思いますが、ナンバーポータビリティの略です。他のキャリアに移動する際、今までの電話番号と同じものを使える制度のことですね。SIMフリー携帯に乗り換える際も、MNPは可能ですので、今までの電話番号を変えたくない人は、ちゃんとMNP転出をして、手続きしましょう。

格安SIMの契約で絶対に知っておきたいSIMカードの種類

契約するSIMカードには種類がある

格安SIMの契約には「データSIM・データSIM(SMSあり)・通話SIM」の三種類のタイプがあります。

SIMフリーの契約

格安SIMでは、利用するSIMの種類と、毎月のデータ容量によって料金が決まります。スマホとして使う場合、最も高額な通話SIMを利用します。これにあんしんサービスなどのオプションをつけると、毎月+800円前後の増額となります。他にはとくに金額の大きいオプション項目はありません。

どのMVNOを利用しても、データ容量を最大(10GB程度)にして、色々とオプションをつけたところで、月額は4千円に届くかどうか、というところです。これが通常キャリアだと、どうなるか・・・。格安SIMは、通常のキャリア携帯より大幅にコストカットになることは明らかなことです。

SIMカードにはサイズの種類もある

SIMカードにはサイズの大きさによって「標準SIM・マイクロSIM・nanoSIM」と種類があります。

SIMフカードの種類

これからのSIMフリー端末は、高機能・軽量化が進んでいくと思うので、nanoSIMを使う仕様のものが増えていきそうです。変換アダプタを使うことで、標準SIMやマイクロSIM対応の端末にも利用できますので、汎用性も高いです。とはいえ、初めて購入する際は、自分の使うSIMフリー端末のSIMカードのサイズを必ず確認しておき、適切なサイズを選ぶようにしましょう。事前に確認しておけば、まず間違えることはないかと思います。

格安SIMのスマホに変更した時のメリットとデメリット

一覧にすると、下記の感じです。個人的には格安SIM一択ですが、通話利用だけが多い人は、少し足踏みするかもしれません。

メリット

・通信料が安くなる
・契約プランがシンプル
・基本的に2年縛りとかないので機種変更がラク
・いつでもパソコンで手続き可能
・オプションを自由に決められる
(最初からすべて加入、などはナシ。)

デメリット

・自分でSIMの装着や設定をする必要がある
・通話料無料のサービスが充実していない
・@docomoなどのキャリアメールは使えない。
・SMS非対応の場合、SNSサービスの移行が大変
・店舗が少なく、窓口お問合せが必要な人はとっつきにくい
・LINEのID検索ができない(年齢認証ができないため)
・端末の保証サービスが充実していない
・色々と自己責任

とはいえ、個人的にはこう思います。

・SIMの装着や設定はべつに難しくない
・電話をしない人には問題なく、色々な無料通話アプリもある
・キャリアメールなんて、今の時代はほとんど使わない
・SMS非対応の契約なんか普通はしない
・SIMフリーはシンプルな契約だから、店舗の窓口がそもそも不要
・LINEのID検索はPCでやれば良いし、そのうち機能改善もされそう。
・1年以内ならメーカー保証あるし、2年くらいの保証はMVNOにもある。それ以上使って壊れたら、買い替えれば良いだけ。
・そもそも、携帯はキャリア・格安問わずに自己責任だと思う
(キャリア携帯でも、契約・解約以外に、店舗に面倒を見てもらう機会がそもそも少ない)

つまり、SIMフリーのスマホにしたところで、通話料金以外のデメリットはそんなにないです。

格安SIMのスマホにおススメなMVNOは?

わたし個人的にオススメなMVNOは、楽天モバイルです。

【楽天モバイル】



じつはSIMフリーは携帯以外にも利用可能

スマホ以外の端末のSIMフリーはまだ発展途上という感じですので、本記事では取り扱いません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。パケット使用量が大きくて、毎月の携帯代が・・・という人はぜひ格安SIMを検討してみてください!

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