修学旅行でスマホを禁止する理由って? 大人の自分もよくわからないよ!
最近の修学旅行でスマホを禁止にする話をよく聞きます。自分の時代にはスマホがなかったのですが、それにしても禁止する理由がよく分からないので、ちょっと検討してみました。
目次
修学旅行でスマホを禁止する理由がよく分からない
学校がスマホを禁止する理由を検討してみる
考察してみる限り、学校がスマホを禁止する理由は、下記の具合だと思います。
・スマホでゲームアプリをする生徒が増えて、課外活動の邪魔になる
・公共マナーを守らずスマホを使う生徒が出ると、学校の悪評に繋がる
・生徒が写真撮影すると、写真販売が促進できず、写真業者との不仲に繋がる
・駄目って決まりだから、ダメなものは駄目!(とにかく伝統に従え)
・スマホを紛失する生徒が出てきた時に対応が面倒くさい
確かに、修学旅行において、スマホばかしに夢中になってしまっては、課外活動の意義がなくなってしまいます。
・・・それでも、スマホのメリットは、かなり大きいように思います。
スマホにはメリットがたくさんある
スマホがあると、修学旅行では下記のようなメリットがあります。
・修学旅行中、分からないことをスマホで調べて知識を深められる
・地図アプリによって、迷子になる可能性が格段に減る
・チーム内ではぐれることがあっても、すぐに合流できる
・写真を各自で撮影して思い出を増やすことができる
・生徒の行方を追跡できる確率が高まるため、学校側は最悪の事態に備えられる
自分は昔、京都の修学旅行中にチーム全体で迷子になったことがあり、また電話機も近くになく連絡もできず、一時間ほど遅れて宿にたどり着き、教員にとても怒られたことがあります。これは自分たちの方向音痴(能力不足)のせいもありますが、持っていた地図が、あまりに分かりにくかったことも原因の一つだとは思います。そんな時、スマホがあれば・・・まず迷子になることはなかったし、すぐに連絡することもできたはずです。
また、自分が教師だったら、スマホはできる限り持たせる方針を選びます。なぜなら、もしも修学旅行中に災害があったら・・・学校側がスマホを禁止していたせいで、助かるはずが助からなかったなんて事態になったら、保護者に対して、責任の取りようがないように思います。
ただ一部の生徒にも問題はあるのは確か
学生が旅行ともなれば、テンションは爆上げ。一部の生徒が調子に乗ることは目に見えてます。また、陽キャに限らず、陰キャにしても、スマホがあることで旅行に専念しないことも考えられます。
具体的には、こんな問題が想定できます。
・マナーを守らず写真や動画撮影をしまくる
・ずっとソシャゲをやってしまう
・LINEなどコミュニケーションツールに夢中になる
など
修学旅行は、原則は「学ぶこと」が目的の旅行です。それなのに現地のことはおざなりにして、「自分たちの日常や思い出作りだけ」に夢中になってしまうと、教師側が問題視するのも無理はありません。
修学旅行では、条件付でスマホを持ち込めるようにするべき
生徒たちの無法ぶりを制止するように働きかけないといけない学校側の気持ちもわかります。マナーのないスマホ乱用は、周囲から見ても迷惑なものです。
つまり、スマホについては「条件つきで持っていける」とする方法がベストなように思います。
例)
・全体移動中は使用してはいけない
・スマホを使用して良いのはグループ活動時と自室の自由時間のみ
・夜間の使用は不可
・ゲームとしての利用は不可
・紛失や破損した場合は自己責任
など
違反した場合は「問答無用で没収」で良いとは思います。
そもそもスマホの使い方について授業をするべきでは?
スマホはパソコンに続き、現代社会において大きい役割を担うツールになっています。それにも関わらず、学校側がなんの教育もせず、各生徒のモラルに任すという教育体制自体に、いくばくかの違和感を覚えざるを得ません。
ダメって決まりだからダメって理由は、今の時代には適さない
ダメって決まりだからダメなものはダメっていう叱り方で納得させるのは、ほとんど抑圧と変わりません。ちゃんとした授業カリキュラムを準備して、指導を実施し、その上で違反している生徒を取り締まってこそ、きちんとした教育なのではないかと思います。
今の時代、大学に入り、就職して、社会人になって・・・それらの過程においてスマホを使わない人は、ほとんど皆無です。将来、絶対に使うことが分かっていて、そのことを教えないというのは、学校側の怠慢と言わざるをえません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。個人的には、修学旅行ではスマホ賛成派です。なぜなら観光において、この上なく最強なツールだからです。学校は、より充実した課外活動を経験させたいなら、「スマホを含めて賢く行動させる」ことを指導するべきだと思います。
・・・かなり偏っている主張かもしれませんが、あくまで一個人の意見ですので、あしからず。