最近話題の「MX4D」で映画を観た感想は、「ほとんどアトラクション一歩手前!」
最近、新しい映画の鑑賞方法として「4DX」と「MX4D」が話題になっています。
自分はシン・ゴジラの上映時、チケットを買おうと思った時に、「4DXとMX4Dってなんぞ?」って感じでだったので、試しに「MX4D」のチケットを購入してみました。
すると、これがもう凄くて、久しぶりに感動しましたので、具体的な感想をつらづらと書きたいと思います。
目次
最近話題の「MX4D」で映画を観た感想は、「ほとんどアトラクション!」
4DXとMX4Dの違いは何?
4DXの特徴は「劇場効果」です。映像をさらに演出するため、主に劇場側に仕掛けをしています。
▼4DXの特徴
・シートの可動
・風,水しぶき,香り,煙,風圧,雷,雨,泡
対して、MX4Dの特徴は「臨場感」です。映像世界を体験するかのように、劇場効果はもちろん、座席シートにも多くの仕掛けをしています。
▼MX4Dの特徴
・シートの可動
・シートの突き上げ
・首元への感触
・背中への感触
・風,水しぶき
・足元への感触
・地響き
・霧,ストロボ
自分が今回体験したのは、後者のMX4Dのほうでした。
MX4Dはかなり揺れる!
正直、MX4Dの初体験は、かなり驚きました。
「MX4Dっていったって、どうせちょっと揺れるだけだろ・・・」程度に思っていたのですが、想像していたよりも揺れがずっと強かったからです。他のお客さんも「え!? こんな揺れるの!?」みたいに驚いて、言葉を漏らしていました。
最初だからだと思いますが、あまりリアクションを取らない日本人が、ワーキャー言うくらいの驚きがMX4Dにはあります。
さすがに絶叫系ほどには揺れませんが、ディズニーランドやUSJなどのカンタンなアトラクションくらいには揺れてくれます。MX4D対応の映画を「アトラクションフィルム」と呼ぶのも納得です。
自分はかなり楽しんでましたが、ただ、乗り物にとても弱い人は酔う可能性も否めませんので、注意が必要かもです。
MX4Dは本当に楽しい!
ほとんどアトラクションに参加したような臨場感を味わうことができますので、とてもオススメです。
詳しくは書きませんが、ゴジラが暴れているシーンでは揺れ、水しぶき、ストロボ発光による電線切れなどがうまく表現されていて、「ちょ、おま。やめ・・・」って怯える民衆のようになって、かなり楽しんでました。
個人的な感想ですが、アクション映画・ホラー映画を観る時は「MX4D」にすると3倍くらい楽しく観ることができます。
とくに、ホラーはやばそうです。
想像してみて下さい。
真っ暗な道を進み・・・
不審な物音が背後からして・・・
おそるおそる振り返って・・・
(・・・なにもいない・・・?)
と思ってからの、画面一杯の恐怖映像!
その瞬間、激しい効果音とシートの大揺れです。
・・・そういう意味では、心臓の弱い人も要注意ですね・・・。
注意点は「MX4d」と「3D」は別料金!
注意点として、「MX4D」と「3D」は別料金になります。
つまり、両方とも対応する映画があった時、その料金は劇場にもよりますが、
通常料金+1,400円となり、大人は3,200円ほどかかってしまいます。
・・・だったら、もう少し上乗せしてディスク買うわって思ってしまう価格ではあります。
よって、MX4Dを観る際は、映画の日などのサービスデーを利用して、通常料金が安い時に観ないと、けっこう高くつきますので、気をつけましょう。
MX4Dの残念な点
主に、二点あります。
一つ目は、「フットレスト」です。
足を地面に置いて休める「フットレスト」の幅が狭くて、足の置き場に、少々困ってしまいます。まあ、耐えられないほど苦痛ではないので、大丈夫は大丈夫なんですが、快適とは言い難いです。
もう一つの点は、「水しぶきによるメガネへの攻撃」です。
メガネをかけていない人には関係ないのですが、水飛沫がメガネに微妙にかかる時があって、マジでイラッときます。ただ、それも含めて作品世界に溶け込んでいると思えば、まあアリはアリなんですが・・・
上映中、水飛沫に舌打ちしている人や「メガネ汚れちゃったよ」と小声でボヤいてる人もいましたので、これは自分以外にも気になっている人は多いように思います。
シン・ゴジラにハマった人は「MX4D」でも必ず観るべし!
シン・ゴジラにハマった人は、絶対にMX4Dでも観た方が良いです。
理由は、シン・ゴジラの映画を「MX4D」で見ないと「MX4Dのために工夫されたシーンを知ることができないから」です。
シン・ゴジラでは、オープニングシーンから、街の崩壊シーン、暴れるゴジラの壮大さなど、「MX4D」によって表現されている演出が多々あります。これらはBlu-rayでは二度と体験することができないものです。
作品の細かいところに集中することは、Blu-rayでも振り返り可能ですが、「MX4D」だけは劇場でしか体験できないのです。
それを考えると、劇場ではなるべく「MX4D」で観た方が、総合的に「オトク」なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。映画にマンネリしている人は、ぜひ「MX4D」で鑑賞されることをおススメします!
こんな素晴らしい技術を楽しめるなんて・・・最近はもっと長生きして、未来のテクノロジーをたくさん満喫したいなって思うことばかりです。