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共有サーバー・バーチャルホストで公開するサイトはSEO的に有利?不利?

その昔、共有サーバーのバーチャルホストで公開するサイトはSEOで不利という話がありましたが、実際のところはどうなのか気になって少し調べてみました。

概要

一般の人が利用するレンタルサーバーは下記のようなラインナップだと思います。

ロリポップ!
エックスサーバー
さくらサーバー
ヘテムルサーバー

これらはプランにもよるかもですが、ほとんどは共有レンタルサーバーであり、一つのサーバー機を複数人のユーザーで共有利用していることになります。

そして、サーバー機側の機能(名前ベースのバーチャルホスト)によって、一つのIPアドレスに対し、ユーザーがそれぞれ準備したドメイン名を割り当てて運用しています。

例)Virtual hostの共有の様子
IP : aaa.bbb.ccc.ddd
⇒http://user1-site.com
⇒http://user2-site.com
⇒http://user2-site-2.com
⇒http://user3-site.com
・・・以下、略

⇒IPアドレス一つに対して、複数人ユーザーの複数サイト(ドメイン)が割り当てられる。

そして、その昔、上記のように一つのIPアドレスをみんなで共有している状況は、SEOを考えた時、不利になるという説がありました。

確かに、上記のように一つの資源をみんなで使っているよりも、一つのIPアドレスを一人のユーザーが一つのサイトだけで所有・運用しているほうが、なんだかしっかりしていそうですし、SEO的にも上位評価されそうな気がします。

もしかしたら、クローラーのアルゴリズム(評価条件)の一つに、上記の占有と共有の差、という項目があるのかもしれません。

ただ、だからといって、それが致命的かといえば、そうではないです。なぜなら今の時代、SEOはコンテンツベースであり、「いかに重要で価値ある情報を発信しているか」を求められるからです。

たとえ株式会社のサイトでも、内容の薄い情報ばかりを配信していては、SEOの上位表示は望めません。逆に、個人のブログ、しかもはてなブログなど、レンタル中のレンタルであっても、コンテンツの価値があれば、検索ページにおいて、しっかり上位表示されます。

また、今後はオーサーランクといって、コンテンツ重視に加えて、作者(著者)重視という評価項目が加わるとも言われています。(すでに実装されているのかも・・・?)つまり、現実世界同様、「どこのだれがどういった発信をしているか」が重要となるのです。(たとえば虫に詳しい大学教授が虫の詳しい記事を書いたら、その分野で最強レベル!という感じになっていくようです。)

まとめ

今のSEOにおいて大事なことはコンテンツの内容なので、固有のIPアドレスにはさほどこだわらなくても良い、というのが結論(持論)です。

実際、著者のこのブログサイトもエックスサーバーを利用していますが、SEO・キーワード検索において、1ページ目にトップ表示される記事がいくつかあります。

繰り返しですが、大事なことは、コンテンツ。読者にどんな情報を届けたいか、しっかり考えて、分かりやすくコツコツと記事を書いていくことが今のSEOでは重要です。

おまけ「URL正規化して、ドメインは一つに統合しておこう」!

補足です。

ドメインを取得した時、そのドメインは、「www.domain.com」と「domain.com」の両方が存在するようになっています。

そのため、URLの正規化を行い、「www」のある・なし、どっちかに統合しておいたほうがSEO的に有利です。(両方あると、それぞれにアクセスが分散するので評価が下がるそうです。)

wordpressなんかは設定画面からサイトアドレスを指定してあげるだけで、どちらかに統合されます。CMSでなく静的サイトの公開であれば、.htaccessのファイルでRewriteEngineの指定をしてあげるとOKです。詳しい手順は下記リンクが分かりやすいので、参考に。

▼ドメインのwwwあり/なしを統合
http://basicwerk.com/blog/archives/93

▼エックスサーバーでURLの正規化を行う方法
https://www.jaskun.com/server/x-server-server/x-url-seiki/

▼【WordPress】URLを正規化(「wwwあり」・「wwwなし」を統一)する方法と注意点
https://www.tam-tam.co.jp/tipsnote/cms/post4586.html

参考リンク

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