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周辺言語とは? ブランディングをするための第一歩となる言葉!

ブランドとは・・・。

その意味を知るためには、周辺言語の理解が必要となります。

ブランディングにおける周辺言語とは

周辺言語の意味は、本質の周囲にあるイメージのことです。

たとえばモスバーガーとマックで考えてみます。

まずモスバーガーと聞いた時、このようなことをイメージすると思います。

・少し高い
・美味しい
・作りたて
・健康的

そしてマックと聞くと、このようなことをイメージすると思います。

・安い
・早い
・ジャンク
・不健康

この時、どちらを食べたいと思うでしょう。おそらく健康に気を遣っている人は、モスバーガーに行き、お金の安さにこだわる人はマックへ行くと思います。どちらも同じファーストフードのハンバーガーを販売していますが、そのイメージは別物です。

このように、周辺言語(イメージ)によって、わたしたち人間には無意識に行動を制限し、また行動を選択してしまう特徴があります。

ブランディングとは周辺言語をコントロールすること

たとえば、エルメスと聞けば、高級・エレガント・ハイソな女性というイメージがあります。芸能人のキャラ作り、漫画の作風、小説の文調、アニメーションの動き、物語の構成などもブランディングの一種です。ブランディングをする対象は会社であり、人物であり、製品であり、オブジェクトであり・・・つまり、なんでも良いわけです。

ブランディングをする人は、こういったイメージを会社の設立前に意図的に方向づける仕事をします。このブランディングがぶれてしまったり、複雑すぎたりすると、途端にイメージは悪くなってユーザーは離れていきます。

売れるモノは周辺言語が極めてシンプル

大ヒットしたガンダムは複雑な戦争を背景にした物語ですが、じつはたったの一言で物語の構成を要約することができます。

「巨大なロボットに乗って悪者を倒す話」

名作といわれる作品の多くは、このように「一文要約」ができます。

ブランディングでは、シンプルかつ強力骨太な周辺言語の設定が必要となります。そしてブランディングの難しい点は、シンプルにまとめようとすると他の競合とかぶっていることが多く、そこで下手に差別化を狙おうとすると今度は複雑なイメージになってユーザーに受け入れられてもらえなくなりがちです。

周辺言語は人によって受け取り方が異なる場合もある

ブランディングの難しいところとされる点です。たとえばエルメスの製品が万人に受け入れられてるかといえばそうでもないです。ブランド物キライという層もいるからです。

周辺言語を設定する時は、受け入れられるターゲットを選別しておく必要があります。

しかしながら、周辺言語を選定しても、最初に意図したものと違う方向に働く場合もあります。たとえばエナジードリンク「お嬢様聖水」は女性向けに販売されたものですが、なぜか男性層にヒットしてしまいました。

周辺言語のハンドリングはプロでもかなり難しいとされるものです。多少のギャンブル性が伴ってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これから起業する人や、なにかを作ろうとする人は、周辺言語を意識して、明確にしていくと良いと思います。ただ、やってみないと分からない部分も強いので、あまり考えすぎて行動しないのも駄目だと思います!

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