就活がわからない学生は「業界地図」を最初に読むと超時短!
今まで受験勉強・科目授業に専念してきたのに、いきなり就活と言われても、「何をすればいいの?」という学生さんは多いと思います。
そこでオススメなのが、会社四季報の毎年発行する「業界地図」です。社会や会社の全体模様をわかりやすく超時短で学べるので、これを読まないのは最高効率で損するかもしれません。
目次
就活で最初にやるべき裏技は「業界地図」を買って読むこと!
業界地図って何?
広義の意味では、業界全体の様子をマッピングしたことですが、本記事でオススメする「業界地図」は、会社四季報さんが毎年発行している雑誌のことです。
これがなぜオススメかというと、たった1300円(+税)ほどで、ページはほとんどフルカラー。社会・会社の全体図をわかりやすく把握することができて、就活はもちろん、これからの社会人生活においても、ずっと役立つ知識を得られるからです。
以下、詳しく紹介していきます。
社会にどんな仕事があるのか一覧で把握できる
目次を開けばすぐにわかるのですが、業界地図では、社会における事業ジャンルについて、一覧でまとめてくれています。
ここを読むだけでも、どんな業界(どんな仕事)があるのか、その全体像をすばやく把握することができて、たいへん便利です。
特定の業界について、その全体像がわかりやすく把握できる
たとえば化学系の会社に興味があったとして、そこのページを見てみると、こんな感じに紹介してくれます。
業界地図では、どのような会社が台頭していて、どんなつながりがあって、また、現時点で業界全体がどのような状況にあるのか、これからどんな風になっていくのか、データやグラフを交えながら、わかりやすく可視化してくれるのです。
もちろん、ここでは一般的には大手とされるような有名企業が中心に掲載されていますので、中小規模の会社の情報については得られません。しかし、仮に、そういった中小企業に入社したとしても、その業界に関する知識というのは必ず求められますので、無駄にはなりません。
自分の興味ある分野では、どのような会社が台頭していて、どのような状況にあり、これからどんな風になっていくのか、ざっくりと大きな流れを掴むだけでも、かなり役立つ情報となります。
業界ごとの年収を把握できる
業界地図では、ざっくりではありますが、業界別年収ランキングの紹介までしてくれます。
どの業界でどれくらいの年収になるのかをざっくりでも把握しておくと、会社選びにおいて消去法の選択肢になってくれますし、これ以上、もっと詳しく知りたい人は、この情報をベースに、さらにインターネットで検索していけば、良い情報を得られるかと思います。
もし、「自分はどんだけハードでもいいから年収1,000万円以上になりたい!」とか思う人は、まず入り口を間違ってはいけません。
なぜなら、グラフを見ればわかる通り、会社員で年収1,000万円以上を稼ぐためには、業界選びをミスったら、その時点で、達成の厳しい夢になってしまうからです。
まとめ:業界地図は就活の時短に大きく役立つ!
以上のように、業界地図を読むと、社会・会社・業界に関する全体像について、ざっくりとわかりやすく把握することができます。
また、なにしろ、プロの方々がまとめてくれている情報ですので、社会のことがよくわかっていない学生が、インターネットでポチポチ検索しながら読んでいくより、はるかに効率的に情報収集ができます。
・何をすればいいかわからない
・社会のことなんてわからない
・情報を調べるのがめんどくさい
そんな人は、まずは業界地図が第一歩にオススメです。
それに、どんな会社があるのか名前だけでも知っておくと、その後、就活を進めていく中で、「あ。本で読んだ会社だ」と親近感も出て、理解を助けてくれるかもしれません。
著者の反省
自分は学生時代に理系だったもので、進路にはメーカーのことしか考えていませんでした。
それは、社会のことをよくわかっておらず、また知ろうとも思っておらず、けっこうな思考停止をしていたからです。結果、自分には合わない会社を選んでしまい、人生の数年ほどを色々と浪費してしまいました。
社会のことを早く知れば、その分、自分の進路の舵取りも素早くジャッジできます。また、転職においても、素早く動けるキッカケにもなります。
当時の自分に薦めたい「業界地図」。
これから就活していく人の役に立てば、とても幸いです。
就職四季報もあるけど・・・
東洋経済新報社から出版されている就活生向けの「就職四季報」という本もあり、こちらのほうが採用に関する詳しい情報はたくさんあるのですが、しかし、いかんせん白黒の活字が多く、初めての人にはとっつきにくい印象もあります。
「まずは社会全体の概要を知りたい」というニーズであれば、やはり業界地図がオススメです。それで社会や会社全体の予備知識をつけてから、就職四季報を読むと、さらに効率的かと思います。