「常識で考えろ」と言われた時は、常識について考えてはいけない
上司や先輩、または家族や親戚に「常識で考えろ!」と怒られた経験を持つ人は少なくないと思います。
この時、その言葉をまともに受け止める必要はないと思います。要するに、相手は怒っている感情を吐き出しているだけで、常識の真偽などはどうでもいいことだからです。
「常識で考えろ!」
と怒られた時、すぐに思うことの一つが「常識って何だよ」ということです。
お前が言う常識はお前だけの常識であって、世界の常識で考えたら常識じゃないだろう、ふざけんなよ!
なーんて思うこともあるかもしれません。
ただ、常識どうこうの論議を展開することは、結論でいえば不毛です。
たとえば、沖縄民のプライベートの待ち合わせでは遅刻なんてことは当たり前のような常識ですが、時間厳守のビジネスな職場において、いきなり沖縄のことを引き合いに出すことは常識に外れています。(また沖縄現地にあっても、時間厳守のビジネスはあります。)
つまり、
「常識で考えろ」
これは正しい意味に置き換えると、
「あなたのやっていることは、私のいる場所・私のいる環境において正しいことではなくて間違っているから改めろ」
という内容なのです。
そうすると、「常識で考えろ」と言われた側に与えられる選択肢は、下記の通り。
・注意された内容を改める
・注意されたけど無視して続ける
・注意された内容に納得できないからその環境を去る
という感じでしょう。
この時、もちろん反論する選択肢を取ることも可能ですが、しかし、「常識で考えろ」なんて台詞を吐く人に対して、どんな言葉を並べたところで容易に説得できるわけがありません。時間の無駄でしかないので、付き合わない方がオトクです。
まとめ
常識で考えろと言われたら、「常識」のことはひとまず考えないようにすることが大事です。
・相手が怒っている
・何に怒っているか
・どうすれば相手は満足するか
・相手を満足させることで自分のストレスには問題ないか
正しい思考回路はこれです。で、お互いに妥協点を探って、そこに落ち着ける感じです。どうしても無理なら、"離別"という選択肢になるので、そこを見誤らないようにしましょう。