コピーサイトを初めて作られた!丸ごとコピーされてSEO・検索順位に影響が出た後の体験談!
ブログをスタートして、はや3年。まさか自分のような中小ブログサイトがコピー被害に遭うとは思ってもいませんでした。
Googleアナリティクスを見ていて、ヘンな数字の時期があったのですが、原因がまさかコピーサイトだったとは。
というわけで、今回はコピーサイトに出くわした時の体験談です! もしコピーサイト被害に遭った人は、参考にしてみてください。
目次
初めてコピーサイトを作られた時の体験談!
コピーサイトの前兆はアクセス解析結果に現れてくる
それは5月の中旬のことでした。
アクセス解析結果を見ていると、なんか急にアクセスの伸び始めた日がありました。
そして数日すると、ガクッとアクセスが下がったのです。
いったい、なにごとだろう・・・?
Googleのアルゴリズムでも変わったのかなと思ったのですが、そういうニュースは春のことだったし、さしあたって思い当たるフシがない。
まあ、疑問に思うも、ウェブマスターツールを見ている分には、とくに致命的なエラーが出ているわけでもないので、気にせず放置。そのうちに調べてみようと保留にしていました。
しかし・・・
コピーサイトを発見!
6月になって、ふと自分のサイトの検索結果を見てみようと、タイトルでキーワード検索してみると・・・。
・・・なにやら自分のブログサイトと同じ内容らしきものが、他のURLでクローラーに登録されている様子。
発見した時、すぐにクリックしてみると、すでにコンテンツが削除されているとのこと。ただ、検索結果に表示されているのはどういうことやねん!と思い、キャッシュ情報を開いてチェックしてみる。
すると・・・
▼キャッシュ情報の拡大
▼キャッシュ情報の全体
・・・おもいっきりコピーサイトじゃん!!
そして著者だから分かるけど、最新記事を見る限り、ちょっと前のブログサイトを丸ごとコピーしている様子。
いったい、だれがこんなことを・・・。
コピーサイトを作った犯人を調べてみる
さて・・・。
コピーサイトなぞをする人に配慮は一切不要。
というわけで、犯人のURLを書いていくスタイル。
URLは、
hide0000.xsrv.jp/s02743.php/
でした。
しかも、このURLを検索にかけてみたところ、このURLの持ち主は、自分以外のサイトもコピーしていたことが判明。
▼エックスサーバーがコピーコンテンツサイトの対処せず!自分でやったので方法を載せておきます
http://ysklog.net/server/5236.html
つまり、悪質、ということ。
・・・こいつは絶対に許さん!
そして、URLからも分かりますが、IPアドレスを調べた結果、やはり犯人はエックスサーバーを利用していることが判明。
エックスサーバーに問い合わせしてみるが・・・
メールをそのまま掲載すると長くなってしまうので、要点のみを書きます。
まず、自分がエックスサーバーに問い合わせした内容が、
・コピーサイトをしているユーザーがいる
・コピーサイトの証拠を添付
・コピーサイトをしているユーザーにペナルティを課して欲しいと伝える
(アカウントの利用停止もしくは警告など)
対して、エックスサーバーの返答は下記の通り。
・コピーサイトはすでに削除されており確認できない
・コピーサイトの証拠がない(キャッシュ情報は認めないらしい)
・該当Webサイトの管理者への伝言はしていない
・プロバイダ責任制限法に基づく請求による対応のみ可能
・プロバイダ責任制限法に基づく請求による対応は、ご指摘のコンテンツが公開中であることが前提
・プロバイダ責任制限法に基づく請求による対応は、該当のWebサイトの発信者に対して、意見の照会を行うのみ
・有する権利の侵害を理由としたご連絡において、エックスサーバーは司法機関ではなく、その権利所在の確認や、その結果に基づいた対応はできない
プロバイダ責任制限法はざっくりいうと、インターネット上で問題が起きた時、その発信者に対し、被害者が「送信防止措置請求」や「発信者情報開示請求」ができる権利を有するということです。
ただ、エックスサーバーの文言を見ると、「コピーサイトのコンテンツは削除されているから、それ以上の追及はできません」ということらしい。
・・・うーん。なんだか腑に落ちない。
その理屈でいうと、エックスサーバーではコピーサイトをいくら作ろうが、コンテンツを削除してしまえば、お咎め一切ナシという理論になってしまいます。
正直、エックスサーバーに対して、はじめてガッカリした瞬間でした。
エックスサーバーの怠慢さ
エックスサーバーさんは証拠がないというけれど、そんなのログ見返せば確実にあるわけだし、しかも警告のアナウンス一つ出せないという、かなり怠慢な返答だったので、ほんとガッカリでした。
ただまあ、運営側からすれば、そういう報告は山ほどあるし、確実に損害の発生している案件でなければ、いちいち対応したくないっていうのが本音の部分だとは思います。
誹謗中傷がひどくてプライベート情報が垂れ流し!みたいな状況だったら、さすがに考えてはくれるのでしょうが、コピーサイト程度では動いてはくれないようですね。
ただ、そうなると・・・問題があります。
野放しにされるコピーサイト作成者
コピーサイトを作っても、コンテンツを削除すればおとがめなし。
ということは・・・。
悪質な人間が、コピーサイトを作って、その親サイトに迷惑をかけるっていうSEO対策が成り立つ、ということです。
もちろんノーリスクではないでしょうし、度が過ぎればお咎めもあるのでしょうが、こういうことが頻繁に起こると本当にイヤだなと思った次第です。(現に、自分も少しアクセス被害は受けたので。)
まあ、さすがに大手ウェブサイトなどであれば、違う管理会社だし、コトも大きいので、しっかり対応してくれるとは思いますが・・・。
悪いコトしているのに、お咎めなしってのは、なんだかなぁ、という印象です。
また、先ほどの同じ被害に遭われた記事の著者さんによれば、エックスサーバーさんは、仮にコンテンツ公開中でも、メールだけの対応では動いてくれなく、書面による削除申請などをしないといけないらしく、あんまりスピーディに対応はしてくれないみたいです。
うーん。残念だなぁ、エックスサーバー。。。
プロバイダ責任制限法について詳しくは下記URL!
▼プロバイダ責任制限法を使いこなそう!
https://www.fuhyo-bengoshicafe.com/bengoshicafe-260.html
コピーサイトの検索結果を削除したい時はGoogleへ連絡!
コンテンツは消えても、検索結果はGoogleに連絡しないと削除してもらえませんので、しっかり報告しておきましょう。
専用の申請ページがありますので、そこからお問合せすればOKです。
▼google 著作権侵害による削除
https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?pli=1&hl=ja
コンテンツが削除されれば、そのうちクローラーの検索結果からも自然と消えるのですが、「気持ち悪いから早く削除したい!」って人は申請しておくと早めに対応してもらえるかもしれません。
ちなみに自分の場合は、申請と削除が、ちょうど入れ違いになっていたので、申請の意味はなかった感じです。
まとめ
コピーサイトをされると、テンションはダダ下がりです。
しかも未然に防ぐ策はありません・・・。
あえていうなら、しっかり対応してくれるサーバー会社を選んでおいた方が良さそうです!(あるのかどうか、わかりませんが・・・。)