div要素の高さheightをウィンドウサイズのリサイズ高さに自動的に合わせる方法
cssだと、div要素の横幅widthは%で自動的に調整してくれるのに、高さだけは中身の要素が高さを持っていたり、そもそものdiv要素自体にheightの値がないと調整してくれません。
min-heightなどで、最低の高さを与えておくなどの手段もありますが、できれば、ウィンドウサイズに合わせて動的に調整したいと思います。
なので、div要素に対して、高さを自動的に持たせたい時はjs、jqueryに頼る必要があります。
div要素の高さheightをウィンドウサイズのリサイズ高さに自動的に合わせる
というわけで、ソースコードは下記の通り。
$(function() {
//ウィンドウ幅の高さをw_heightに取得
var w_height = window.innerHeight;
//要素HTML_IDをdiv_targetに取得
var div_target = document.getElementById("HTML_ID");
//div_targetの高さをw_heightに書き換え
div_target.style.height = w_height + 'px';
//イベントハンドラでウィンドウリサイズ時の記述
$(window).resize(function() {
//ウィンドウ幅の高さをw_heightに取得
var w_height = window.innerHeight;
//要素HTML_IDをdiv_targetに取得
var div_target = document.getElementById("HTML_ID");
//div_targetの高さをw_heightに書き換え
div_target.style.height = w_height + 'px';
});
});
コメントに書いている通りですが、ウィンドウ高さを取得して、それを対象のdiv要素の高さにすればOKというだけのことです。
一点、上記の書き方だと、ウィンドウリサイズ時にずっと動作してしまいますので、ウィンドウリサイズが終了したところでウィンドウ高さを取得させたい場合には、setTimeout関数を利用してください。
setTimeout関数を用いたイベントハンドラの記述方法は、下記サイト様で詳細に分かりやすく説明されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼[jQuery] ウインドウのリサイズ操作が終わった時にだけ処理を実行する
https://kadoppe.com/archives/2012/02/jquery-window-resize-event.html
IEとEdgeには要注意!
divだと大丈夫だと思うのですが、画像やvideoなどをwidth:100%;にして、上記の方法で縦幅自動化しようとすると、IEとEdgeは縦幅に合わせて、横幅を縮めてしまいます。(width:100%;より、heightの値を優先してしまう様子。)
なので、画像やvideoなどを常に全画面に表示させたい時などは、もう少し工夫が必要になりますので、要注意です。