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サーバー移行してドメイン移管(転出・転入・浸透設定)した時の手順まとめ

先日、A社サーバーからB社サーバーへ移行し、A社取得ドメインを転出し、B社ドメインに転入して、DNS変更(ネームサーバー更新)をして、ドメイン移管までしたので、その時の手順などを備忘録でまとめておこうと思います。

サーバー移行/ドメイン移管の手順

まずは新しいサーバーを契約

最初に、引っ越し先となるサーバーを契約しましょう。本記事では、引っ越し前サーバーをA社として、引っ越し後サーバーをB社とします。

この時、単にデータを引っ越すだけで、新規にドメインを取得する場合などは、この状態のままデータ移動して、ドメイン設定をすればOKです。

ただ、A社で使っていたドメイン(仮にexample.comとする)をB社管理にしたい場合、ドメイン移管(転出転入)の手続きが必要です。

ドメイン移管の申請はA社B社両方にする必要アリ!

ほとんどのレンタルサーバーにおいて、ドメイン移管の手続きは、コントロールパネルだけで完結しません。必ずカスタマーサポート窓口に連絡して、下記のようにやりとりをする必要があります。

・A社にドメインexample.comの"転出"申請をする

・A社から受けた指示の通りに対応

・B社にドメインexample.comの"転入"申請をする

・B社から受けた指示の通りに対応

ポイントは、A社とB社、両方の窓口担当に連絡する必要がある点です。

「●●サーバー ドメイン 転出」、「「●●サーバー ドメイン 転入」など検索すると、だいたい案内ページが出ますので、参考にすると良いです。レンタルサーバー各社によって、必要な対応が変わりますので、しっかり熟読しましょう。(窓口にさっさと質問しても良し。)

で、担当の方から指示される内容の中には、書類郵送だったり、身分証明だったり、ちょっと面倒な事務手続きも発生しますが、仕様ですので、とりあえず言われた通りやるようにしましょう。また、ドメインの転入と転出では、その手数料費用が発生しますので、いくらかお金もかかります。

転入・転出の手続きが終わり、しばらくすると、B社のコントロールパネルに、example.comが出現して、B社管理のドメインとして扱えるようになります。スケジュール感としては、だいたい1~2週間くらいかかりますので、仕事の都合でドメイン移管をする必要がある場合、早め早めにやっておくことが非常に重要です。(お急ぎ対応とかできないので、引っ越しすることが確定したら、最優先で動きましょう。)

ネームサーバー設定をすればドメイン移管は完了!

B社でexample.comを扱えるようになったら、あとはB社指定のネームサーバー設定をして、各種webデータと紐づけをすれば、公開されます。

▼ネームサーバー設定前
example.com(XXX.XXX.XXX.XXX)
┗B社でDNS設定をするまで、example.comはA社公開サーバーのIPアドレスに向いている

▼ネームサーバー設定後
example.com(***.***.***.***)
┗B社でDNS設定をすると、example.comはB社公開サーバーのIPアドレスに向く

ただし、ネームサーバーを変えた後は、DNS浸透まで時間がかかるので、その点、注意しましょう。

DNS浸透とは、国内に点在するDNSのキャッシュサーバーに登録されている「ドメイン⇔IPアドレスの情報」が更新されるまでの振る舞いを指します。

DNSのキャッシュサーバーごとに、キャッシュ情報の更新タイミングが違いますので、全体がきっちり切り替えてくれるまでには、早い場合もあれば、遅い場合もあります。なので、レンタルサーバー各社はDNS浸透までに数時間~72時間ほどかかる、とアナウンスしています。標準設定だと、キャッシュは24時間ごとに更新となりますので、だいたい丸一日~一日半くらい待つと反映されることが多いようです。

ここばかりは、こちら側から手出しできない領域の話ですので、ここのタイムラグも見据えた上で、公開日を設定するようにしましょう。(早めの事前準備となりますが、ドメインのTTL情報を短く設定しておくと、ここのタイムラグを相当減らせるようです。)

まとめ

サーバー引っ越しだけならまだしも、ドメイン移管をするとなると、けっこう面倒で時間もかかります。

十分なスケジュール取りをして、混乱ないように引っ越しを完了させましょう!!

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