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エックスサーバー「DNSレコード設定でwebとメールを別々のサーバーで使う方法」

ドメインを異なるサーバーに紐づける時、ネームサーバー変更とDNSレコード変更のやり方があります。通常はネームサーバー変更を1回やれば終わりですが、運用状況によって、さらに「メールサーバーもしくはWEBサーバーだけを他のサーバーに紐づけたい」などの必要に迫られる時もあります。そんな時はDNSレコード変更で解決する時があります。

レンタルサーバーの場合、各社によってやり方が微妙に異なるのですが、本記事では参考までに、エックスサーバーでの手順を紹介したいと思います。

DNSレコードって何?

下記URLの記事がたいへん分かりやすいので、まずはご一読を。

ざっくり説明すると、希望するドメインやIPアドレスをDNSレコードに指定しておくことで、その内容をDNSコンテンツサーバーが見るゾーンファイルに認識(登録)させられる、という感じです。

また、DNSレコードには種類があって、共用レンタルサーバーで主要となるのは、AレコードとMXレコードです。

Aレコード
⇒webサーバー用(ウェブサイト閲覧)
⇒ドメイン(ホスト名)とIPアドレスの対応を指定する
MXレコード
⇒メールサーバー用
⇒対象ドメイン宛のメール配送先のホスト名を指定する

AWSなどで、自分でサーバーを構築したり、あれこれwebアプリいじりまくるって人は、DNSレコード全体をきちんと勉強しておいたほうが良いと思います。

概要の説明も終わったところで、試しに、一つの設定例を紹介したいと思います。

エックスサーバーでメールを使い続けて、WEBサーバーを他IPアドレスに指定してみる

DNSレコードの初期状態

こちらが、エックスサーバーでドメイン設定をした時のDNSレコード初期設定です。

重要になる情報は、下記の通り。(伏字部分はアスタリスタにしています。これらは全て固有の情報ですので、みなさん自分の番号を打ち込むようにしてください。)

  • 「157.***.***.***」
  • 「test-***.com」
  • sv.***.xserver.jp

では、さっそく設定を変えていきます。

MXレコードの変更

先に結論から話しますが、エックスサーバーでWEBメールを使い続けたい時は、下記のようにMXレコードを「157.***.***.***」⇒「sv.***.xserver.jp」に変更します。

このようにする理由としては、初期設定の「157.***.***.***」の記載形式だと、のちほどAレコードを変更した時、メールがエックスサーバーに紐づかなくなってしまうためです。

テストメールの確認

「157.***.***.***」⇒「sv.***.xserver.jp」に変更した後、他のメールアドレスから「***@test-***.com」宛にテストメールを送ってみると、ちゃんと受信していることがわかります。

これでWEBメール側の設定は終わりです。(エックスサーバー側でメールを使い続ける設定の完了となります。)

次は、Aレコードを変更して、WEBサーバーを変更します。

Aレコードの変更

初期設定「157.***.***.***」の時、webブラウザで「test.***.com」を見てみると、下記のようにエックスサーバーの初期設定画面が表示されています。

それではAレコードの設定を変えていきます。ここでは仮に「157.***.***.***」⇒「180.***.***.***」と書き換えてあげます。

書き換えた直後、webブラウザで「test.***.com」を見てみると、まだ最初の状態のままです。

これは、オンライン上にあるDNSサーバーに新しい情報の書き換えがされていないため、キャッシュされている古いAレコードを見ているためです。

コマンドプロンプトnslookupで、ドメイン名に紐づいているIPアドレスを見てあげると、そのことがわかります。

管理画面でAレコードを変更しても、オンライン上のDNSサーバーはすぐに更新されないので、古いAレコードのまま

いわゆるDNSサーバーの浸透待ち、というやつです。ネームサーバーは最大72時間程度の待ち時間が必要ですが、DNSレコード変更の場合は24時間程度で良いそうです。

ってわけで、1日ほど待ってから、webブラウザで「test.***.com」を見ると、DNSサーバー浸透も終わったようで、エックスサーバーの初期設定画面から異なるページが表示されました。

「180.***.***.***」は適当に打ち込んだIPアドレスなので、エラー画面となってます。きちんと受け入れ先のサーバーがあり、ちゃんと設定をしておくと、そこのWEBサーバー内容が反映されます。

コマンドプロンプトで確認してみると、DNSサーバーの情報が「157.***.***.***」⇒「180.***.***.***」に更新されていることがわかります。

テストメールの確認

この状態で、先ほどと同じように、他のメールアドレスから「***@test-***.com」宛にテストメールを送ってみると、ちゃんと受信していることがわかります。

また、エックスサーバーのWEBメールからも、ちゃんと送信ができます。

もちろん逆も可能!

今回は「エックスサーバーのメールを使い続けて、WEBページは別サーバー」としましたが、逆に「メールは他サーバー、WEBページはエックスサーバー」ということも可能です。

エックスサーバーのDNSレコード「MX」に他のメールサーバーを使う方法は、下記URLの記事にてわかりやすく説明がされています。

まとめ

DNSレコードをうまく使うと、サーバー移転をする際、色々と臨機応変な対応ができるようになります。とくに業務用のリニューアルの時なんかは、メール環境はそのまま残しておきたいということも多いと思いますので、重宝するかと思います。

他にも、「web メール 分ける 別サーバー」などのキーワード検索をすると、色んな記事が出てきますので、切り分け運用したい人は、それらを参考にしつつ、色々とイジってみましょう。

参考リンク

Special Thanks

本件、著者は最初、「エックスサーバーではDNSレコード設定でWEBサーバーとメールサーバーを切り分けられない」と勘違いしていましたが、とても丁寧なご指摘コメントを頂き、きちんとした情報に修正することができました。

お問い合わせ頂いて、本当にありがとうございました!

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