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ブログ月間10万PV達成や検索上位コンテンツなど、SEOで地道に結果を出せた知識ノウハウまとめ

web業界に入り、ブログを始めて、はや2年。

コーポレートサイトではキーワード検索上位の結果を出したり、自分の運営ブログでは、不定期であるものの月間10万PV越えの達成もできました。

そんな今までの経験を通して得られたSEOの知見について、本記事でざっくりとまとめてみました。

ブログ月間10万PV達成や検索上位コンテンツなど、SEOで地道に結果を出せた知識ノウハウまとめ

SEOの基本的な心構えは「役立つコンテンツの提供」

2年ほど運用してみて、SEOの根本的な心構えは「優良なコンテンツを作成すること」に尽きると思いました。自己満足に留まらず、ユーザーの満足度を想像し、他の人に少しでも役立つ情報の発信を心がけることが大事かと思います。

たとえば優良なコンテンツをしっかり作成して、ユーザーの役に立つ情報が詰まっているサイトと認識されれば、ユーザーはRSSやSNSなどで常に情報を追いかけてくれて、リピーター獲得に繋がり、それが同時に拡散ともなり新規ユーザーの流入につながります。また、優良コンテンツはクローラーにも気に入ってもらえますので、検索上位にも表示されます。

一昔前は、様々なサイトから被リンク受けて、手っ取り早く検索上位に仕立てあげるような戦略が通用しましたが、今の時代は優良なコンテンツを持つニュースサイトやキュレーションサイトが数多く存在しますので、「ユーザーに何かしらのメリットのある情報」を提供できないと、ユーザーの流入望めません。

今までの自分のブログサイトを振り返ってみても、Q&A系やレビュー系の記事、新製品の紹介などは流入が多いですが、自分が満足しただけの感想ブログなどは、あまりアクセスに繋がっていませんでした。

ウェブサイト公開では、検索ロボットのクローラビリティを意識する

クローラビリティとは、検索ロボットの巡回しやすさ、を意味します。

作成したウェブサイトを検索ロボットに巡回してもらうには、検索ロボットに気に入ってもらえるよう、正しいルールに従ったマークアップやツールの準備などが求められます。

ウェブサイトが完成したら、公開後、すぐにウェブマスターツールに登録しておきましょう。

ウェブサイトを公開したら、まずはウェブマスターツールを二つ登録しておく!

ウェブマスターツールにウェブサイトを登録すると、作成したばかりのウェブサイトでも、検索ロボットがすぐにクロールしてくれます。

ウェブマスターツールにはいくつか種類がありますが、今現在だとGoogleとbingのウェブマスターツールを登録しておけば、ほぼほぼカバーできると思います。yahoo!検索やsafariなどでは、Googleの検索ロボット(クローラー)を利用しており、windows10搭載の最近のパソコンはbing検索がデフォルトになっているためです。

Googleのウェブマスターツールでは、サイトマップの送信に加え、Fetch as Googleでクローラーに通知送信しておけばOKです。

robot.txtの「rel="no follow"」タグは要確認!
robot.txtに「rel="no follow"」の記述があると、検索ロボットの読み込みを禁止してしまいますので、どれだけコンテンツの更新をしようがクローラーが読み込みにきてくれません。サイト公開時には忘れずに「rel="no follow"」の記述を外すようにしておきましょう!

ウェブサイトのURLは分散させず一義的に正規化しておく!

ウェブサイトのURLは正規化しておかないと、コンテンツ内容が全く同じなのに複数のURLで公開していることになってしまい、せっかくのSEOが分散してしまいます。

たとえば、「www」の有無を正規化していないと、下記のように二つのURLが存在してしまいます。

「例」
・https://my-terrace.com
・http://www.my-terrace.com

また、静的構築においては、下記のようにURLが二つ存在することがあります。

「例」
・https://my-terrace.com
・https://my-terrace.com/index.html

この時、どちらかのURLに正規化しておかないと、それぞれのURLでアクセス流入が振り分けられてしまうので、サイト全体のSEOが分散してしまいます。

ちなみに本ブログサイトでは「https://my-terrace.com」に正規化しています。

URLを正規化する際は、ウェブマスターツール側で設定したり、サイト側で設定できたりします。正規化できているかどうか確かめるには、自分のアドレスに「wwwあり」でサイト検索してみて、「wwwなし」のURLにリダイレクトされるかどうかチェックすればOKです。

▼正規化とは?サイトのページURLを正規化する必要性と方法についてまとめてみた
http://viral-community.com/seo/url-normalization-2965/

▼【WordPress】URLを正規化(「wwwあり」・「wwwなし」を統一)する方法と注意点
http://www.tam-tam.co.jp/tipsnote/cms/post4586.html

また、CMSなど動的サイトでは、コンテンツページのURLを正規化するために、canonicalタグで親ページを示してあげることも重要です。wordpressなんかでは、自動でやってくれてます。

URLで2語以上をつなげる時はハイフンを使おう
Googleの発表では、「ハイフン」と「アンダーバー」のURL認識は異なります。「test-test」は単語2語を表し、「test_test」は単語1語を表します。単語2語を明示したい場合はハイフンを使うほうが正しいということです。

SEOは、リンクポピュラリティも重要

リンクポピュラリティは、Webページに対して集まっている外部リンクの数と質にもとづいて、SEOを測ろうとするアルゴリズムです。端的にいえば、SEOランクの高いサイトからリンクしてもらうと、自分のサイトもSEOがアップする感じです。

昔は、とにかく被リンクしてもらいまくるとSEOがうなぎ登りだったようですが、今の時代は、きちんとしたサイトから被リンクをもらわないと、大してSEOに影響しないようです。

自分の経験では、確かに他サイト様に被リンクしてもらったりすると、微妙にアクセスが増えたような気も・・・するかなぁ・・・?って感じでした。

ただ、今の時代は被リンクというか・・・被リンク=バズっていく、というか。微妙に意味合いが異なる気がするんですよね。サイト同士の被リンクって、あんまりやらなくなったような気がします。

とりあえず、きちんとしたサイト様にリンクをもらえるのは喜ばしいこと。そう覚えておけばOKです。

これからのウェブサイトはスマホ対応が必須!

2015年4月頃より、Googleではスマホ用のクローラーアルゴリズムが稼働となり、ウェブサイト制作においてスマホ対応は必須となりました。

これは国民のほとんどがスマホを使用している背景を考えれば、当然のことだと思います。とくに最近の若い人はパソコンを離れてスマホを使用している時間の方が長いので、スマホ用のページを作成しておかないと、どんどんユーザー離れしてしまいます。

スマホサイト制作時は、とにかく速度と可読性が大事ですので、デザインは文字の読みやすいシンプルなものにして、画像の容量は極力抑えるようにしましょう。

SEOで重要なキーワード戦略について

webコンテンツの作成では、キーワードを意識する

SEOで最も重要なのがキーワードです。ページタイトル、見出しタグ、文章とテキスト作成をする際、最も重要なことが「その記事に適切なキーワード」を入力していくことです。

適切なキーワードとは、ずばり「検索にひっかかりやすい単語」です。

たとえば、「iphone7を買ってみた!」というタイトルよりは、「iphone7を買ったレビューまとめ!」というタイトルのほうが、「iphone7、レビュー、まとめ」というキーワードがあり、検索流入が見込める、という感じです。

ビッグワードとキーワードの組み合わせが重要

作成するコンテンツの最も大きいキーワードをビッグワードと呼び、ビッグワードに付随するキーワードを選ぶときは、地域軸や評価軸などを考慮していきます。

▼キーワードの選定
・ビッグワード×地域軸
・ビッグワード×評価軸
・ビッグワード×効果軸
・ビッグワード×お金軸

たとえば先ほどのiphone7で例えてみると、下記のようにビッグワードとキーワードを組み合わせることができます。

・iphone7×銀座で行列!
・iphone7×使いやすくて高性能!
・iphone7×防水性バツグン!
・iphone7×安く購入する方法!

ユーザーが検索入力しそうなワードを先読みしてコンテンツを作成できると、アクセスは一気に伸びます。

キーワードのSEOは早い者勝ち!

キーワード選定を十分に選んでも、SEOには注意点が一つあります。

先ほどの「iphone7」のように高い検索ボリュームを望めるキーワードの場合、他にも競合が多いため、他の人によって先に記事を作成されてしまったり、SEOランクの高い大手コンテンツに敗北してしまう可能性が高いということです。

たとえばappleの新製品発表の放送が流れると、その放送終了後すぐに記事公開される方が複数います。また昨今では、ニュースサイト・キュレーションサイト・ニュースアプリなどの大手メディアがこぞって参加していますので、人気のある分野に挑むには、それなりの覚悟と準備が必要です。(というか、正直、個人の活動では対抗しきれないと思います。)

キーワードの盛り込み過ぎは逆効果
一つのページにキーワードを盛り込み過ぎると、「最も重要なキーワード」が埋もれてしまい、結果として検索に引っかかりにくくなってしまいます。コンテンツを作成する際は、テーマを明確にすることが重要です。

SEOの理想は「ニッチな分野のパイオニア」となること

SEOの理想としては、他の人がまだwebコンテンツ化していない分野に着手して、その業界のキーワードを独占してしまうことです。これは、webというか、そもそも新しく事業やサービスを展開する際でも同じことです。

一見、ほとんどのキーワードが他者に独占されているような印象がありますが、よくよく見ると、webに落とし込まれていない現実世界のコンテンツは、結構あったりします。

具体的に・・・というのは、あまり書きたくはないのですが、たとえば日本の伝統文化などは、ご年配の方々の間で暗黙知のように継承されていることが多く、WEBにおいて、まだまだSEOにつけこむ余地があるように見えます。また、すでにweb以外の広告手段で集客に成功しているような業種は、webでの広告がほとんどされていないので、新規参入しやすいといえます。

キーワードを選定する際はツールを活用しよう!

キーワード選定といっても、特定のキーワードにどれだけの検索ボリュームがあるのだろう・・・?

そんな時は、Googleキーワードプランナーを使えば、どのキーワードが人気なのか、すぐに調べることができます。

▼Googleキーワードプランナー
https://adwords.google.com/KeywordPlanner?hl=ja
(Googleキーワードプランナーは、Adwordsに登録しないと使えませんので、まずは登録。)

自分が力を入れたいなってコンテンツを作成する際は、盛り込むキーワードを事前に調べてから構成を練ると、検索にグッと引っかかりやすくなります。

その他、SEOのマメ知識

自分のページのSEOを調べたい時はシークレットモードを使おう!

Google Chromeブラウザは、ユーザーのサイト訪問履歴から検索結果を変動させてしまうのですが、シークレットモード機能を使って検索すると、ユーザーの訪問履歴を含まない、まっさらな検索結果を得ることができます。

シークレットモードの使い方は簡単で、ブラウザ操作中、Ctrl+shift+Nのショートカットで起動できます。

まとめ

いかがでしたでょうか。今回の記事ではバズるなど、爆発的なアクセス増加のことは触れていないのですが、長期的な目で見た時、アクセス数を維持するためには地道なコンテンツの充実がやはり必要ということをまとめさせて頂きました。ポイントは、近道せずに回り道。これからSEOを高めたいと思っている方の参考になれば、何よりです。

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