ワクチンを打ちたくない気持ち分かるから「ワクチンハラスメント」やめて欲しい話
日本でもようやくワクチン接種の流れですが、「ワクチン恐くて打ちたくない」という気持ちがあることも確かです。自分もどちらかというと「打ちたくない派」ですが、「全員が打ったほうが良い」という考え方もわかります。
そこで本記事では、ワクチンを打つ時と打たない時のメリット・デメリット、考察したことなどまとめてみようと思います。
目次
ワクチンを打つメリットとデメリット
ざっくりこんな感じだと思います。
打つメリット
- コロナにかかりにくくなる
- みんなで打てば集団免疫を獲得できる
- 全体の感染リスクを下げることになる
打つデメリット
- 従来にない新しいタイプのワクチンであること
- 開発期間が異常に短いこと
- 副作用を起こしている人もいること
- 長期的なデータがなくて副作用の影響は未知数であること
- ワクチンを打ってもコロナになる人もわずかにいること
ワクチンを打たないメリットとデメリット
こちらは、こんな感じでしょうか。
打たないメリット
- ワクチンの副作用の心配がなくなる
打たないデメリット
- コロナにかかる可能性が今まで通り
- ワクチン打つ派の人に異常者(非国民)のように見られる
- だれかに感染させてしまうリスクをずっと抱える
SNSやネットの声(ざっくりの抜粋)
ワクチンを打つべき派の声
賛成派の意見です。
みんなで打たないと意味がない
みんなで打てばコロナ感染に怯えなくて済むのに、なんで打たないのか意味がわからない
数字で見ても大半が大丈夫なんだから打つべき
経済活動を再開させるためにも絶対に必要
ワクチンを打ちたくない派の声
一方、反対派の意見はこちら。
数字は少なくても、ワクチンを打ってもコロナ感染している人いるじゃん
副作用が出ている人もいるじゃん。ゼロじゃないじゃん。
長期的なデータないし、将来的な保証がないし、恐過ぎる
「今までにない新しいタイプのワクチン」を「こんな短期間で作れる」って信用できないフラグ立ちすぎでしょ
打ちたくないわけじゃなくて、もっと安全を確認してからなら打ちたい
海外製はイヤだ。せめて日本国産のワクチンが出てから打ちたい
自分の見解
ポイントは「長期的に安全かどうか」
両者の意見を並べてみると、話の要点は、とにかく「長期面での副作用」なのだと思います。
そして、こればかりは実際に時間をかけたデータを見てみないとわからないので、やっぱり「打ちたくない人」の不安を解消することは難しいのだと思います。
「本当に大丈夫」なのであれば、みんな打とうと思うし、そこが確定しないから「不安になって打ちたくない」という意見があるのは、当たり前のことだと思います。
また、米国で減少傾向は確認できていますから、「このままワクチン接種率が進んだ後のデータを実際に確認してから打ちたい」という考えをするのも、すごく普通のことかと思います。
ワクチン接種=正義みたいな「ワクチンハラスメント」の風潮はやめてほしい
昨今のメディアを見ていると、「ワクチン=絶対」みたいな風潮になりつつあることに危険を感じます。
そもそも、「みんながワクチン打てばコロナが大丈夫になる」ということが本当かどうかも、まだ100%実証されていることではないですし、「日常の努力」で今のところ感染していない人たちも実際にいるのだから、そこのデータをないがしろにするのもおかしい話だとも思います。
極端なことをいえば、ほとんど感染者の出ていない鳥取県などに出向いて、「全員ワクチン打て」という押しつけは、なんだか違和感しかありません。「県外に移動する人はワクチンを打って、経過の様子を見てから移動しろ」なら、まだわかります。
そういう意味では、ワクチンを打つにしても、全国の高齢者を優先することより、東京や大阪など、感染爆発している局所に集中してワクチンを打っていくほうが、よっぽど効果的とも思いますし、ただ盲目的に「みんな打て」とハラスメントみたいに強制することは、なんだか違うのでは?と思います。
自分が思うワクチンへの疑問
ネットの意見などとはべつに、個人的に気になる点が3つありまして、それは
インフルエンザにもワクチンがあって、これまでにも長い歴史あるけど、それでもインフルエンザウイルスはゼロになってないような? コロナも撲滅できるわけではなくて、ずっとイタチごっこになるんじゃないの?
ワクチンを打ったらコロナにかかりにくくなるのかもしれないけど、その人は本当にコロナウイルスを運ばなくなるの? (感染はしなくても、衣類や身体などに付着して、知らずに運ぶ可能性自体はあるのでは? 本当にゼロなの?)
コロナに感染した人を治す薬は作れないの? また、開発していたりはしないの?
ってことです。
たぶん、みんなが求めているものって、「コロナにかかりにくくなるワクチン」ではなくて「コロナになっても回復できる薬」なのでは? って思っています。
コロナって、死亡せず、わりと早めに回復することさえできれば、ただの風邪に成り下がるんですよね。それは医学的にどうしても絶対に無理なことなのか、すごく疑問です。(せめて開発しているとかってニュースはないのだろうか……?)
まとめ
コロナ禍においては、色んな情報がリアルタイムで錯綜するので、どれが正しくて、どれが誤りなのか、とても判別のしにくいことで溢れています。
そして、コロナをワクチンで克服できるかどうかは「現在進行形で検証している」というのが正しい見方だと思います。それなのに、「ワクチンは絶対正義!」みたいになること、またワクチンハラスメントみたいな強要は、とても危険だと感じます。
ワクチンを打ちたくない人も、べつに絶対に打ちたくないってわけではなくて「安全なことがわかったら打ちたい」という人が大勢だと思いますし、それは人間なら普通の感情だと思います。
芸能人でも賛否両論
まったくの余談ですが、芸能人の明石家さんまさんは、「自分はこれまでワクチンとかなしで元気にきているから打ちたくない(打つことでリズムを変えたほうが恐い)」と、あんな影響力の大きい人間なのにキッパリ断った姿勢を見せているのは、じつに清々しいとも思いました。
一方で、宮迫さんはひろゆきさんとのYoutube対談で、「ワクチンを打たないと言っている人がわからん」みたいなことを発言していまして、自分はこれには違和感しかありませんでした。いや、少し考えれば、打ちたくない人の気持ちくらいわかるでしょう、と。
打つ人にも、打たない人にも、等しく人権があります。どちらが正しいとかでなく、どっちの意見もわかることが大事だと思います。(すぐには打たないって人は今まで通り自粛生活を続ける努力をすれば良いし、すぐに打ちたいって人はワクチン接種したからって大はしゃぎしないようにする努力が大事だと思います。)