だれかのなにかに役立てるウェブ制作者YoTaの趣味ブログ

Google ウェブマスターアカデミーの要点をまとめてみた!

ウェブマスターアカデミーとは、Googleが無料で提供する、webに関する教材ドキュメントのことです。

ウェブサイトを作る上での基礎知識を学べる内容になっていますので、これからホームページ制作をする人向けの知識になっていて、初心者は必ず読んでおきたいところです。

ただ、これがいざ読んでみると、結構長かったので、本記事ではコンパクトに要点だけまとめてみました!

ウェブマスターアカデミーの要点まとめ!

まずはウェブサイトが本当に必要かどうか判断する!

「今の時代、ウェブサイトを作らなきゃ・・・」

店や会社を構えると、そんな気持ちになってしまいますが、なんとなくの気持ちで動くのではなく、まずは目的をしっかり考えることが大事だとGoogle先生は仰っています。

たとえば、web上に情報を掲載する場合、ホームページ制作以外にもたくさんの手段があります。

・楽天、amazonなどの既存ECサイト
・食べログ、ホットペッパービューティなどの既存ポータルサイト
・amebaなどの既存ブログサイト
・twitter、facebookなどのSNSページ

このように、自分のウェブサイトを持たずとも、ウェブプレゼンスは様々に種類があります。ですので、極端な話をすれば、楽天やamazonに出品して売上が希望額以上に増えたなら、わざわざ自分のウェブサイトでECショップを作る必要はないということです。

自分でウェブサイトを持つと、「自由にコンテンツ配信が可能になる」というメリットがありますが、しかし、「ドメイン・レイアウト・情報などの管理およびカスタマイズ」の作業が必要となり、コストがかかる側面も生まれます。

まずは、自分の事業において、ホームページが必要かどうか、要検討ということです。

ウェブサイトのドメインは分かりやすくする!

ドメインとは、URLの「http://●●●.com」の伏字となっている部分のことをいいます。要するに、ウェブ上の名前、というやつです。

Google先生は、これをできるだけ「分かりやすく、覚えやすく、順応性(拡張性/臨機応変性)」を持つよう、シンプルにしろと言ってます。

たとえば、「amazon.com」ならしっくりきますが、これが「amazon-net-item-shop.com」だと、なんだか長くて馴染めないですよね。さらに、「「amazon-mens-item-shop.com」なんて名前にしたら、女性アイテムを取り扱う時に困ってしまいます。

つまり、ドメイン名はあんまり細かくせず、後でいくらでも応用が利くように、なるべく広い感じにしておくと良いってことです。

サーバーは良いところのを選ぼう!

サーバーは、ウェブサイトのデータを保存して、それをインターネットおよびブラウザ経由でユーザーに届けるための役割を担います。

いわゆるレンタルサーバーというやつで、選ぶ時には、下記に注意しろとのことです。

・稼働の安定具合
・通信速度
・セキュリティ
・カスタマーサポート
・価格
・使いやすさ
・メールなどの各種サービスの充実度

当たり前ですが、サーバーは無料のものを選ぶと、その分パフォーマンスが低下します。有料のものはピンキリですが、コストをかけるほど品質はアップします。

自分のニーズに合うサーバーを見つけるのが大事、ということです。

ユーザーのことをしっかりシミュレーションしておく!

ウェブサイト制作において、ユーザーのシミュレーションが意味するところは、「キーワード検索」と「ページデザインおよびレイアウト」です。

たとえば30代女性用のファッションブランドを立ち上げた場合、30代女性がどんなキーワード検索をして服のことを検索しているか、考えることが大事です。また、実際にページを訪問したユーザーに対して、30代女性のどんな服が販売しているサイトなのか、情報および印象を正確に与えることが求められます。

お客さんのことをしっかり想定して、導線を確保して、意欲・関心を高めてもらうことが重要というわけです。

さらにGoogleは、テスト用のユーザー層を準備して、知り合いでもいいから感想や評価を聞いておくことが大切だと言っています。

コンテンツはオリジナルで質の高いモノを作る!

魅力的なウェブサイトを作成する鍵となるのは、オリジナリティに溢れた質の高いコンテンツです。

質の高いコンテンツとは、すなわちユーザーが魅力を感じるものです。

ざっくりまとめると、以下の感じです。

ユーザーが魅力に感じること
・有益な情報が豊富
・他のサイトより詳しい情報があって役立つ
・情報の信頼性がある
・他のサイトより安心できる高品質さがある
・ユーザーを引き付ける魅力がある

ユーザーがマイナスに感じること
・無効なリンクや間違った情報などのエラーが多い
・文法上の間違いやスペルミスが多い
・広告が多すぎる
・コメントスパムやフォーラムへのスパム投稿などのスパムが目立つ

たとえば、香川県にはうどん屋さんがたくさんありますが、数ある店の中から、どんなところを選ぶのか考えてみると参考になります。

当然、なんの魅力もない店には行きませんし、もし自分が行きたいと思ったなら、そこにどんな魅力を感じたのか客観的に意識してみて、参考にするようにしましょう。

ウェブサイトはしっかりした構造のものを作る!

すごく当たり前のことですが、ウェブサイトもしっかりした方に作ってもらったほうが良いモノができます。

良いモノというのは、ただデザインがオシャレというだけでなく、ウェブで認識してもらえるように構造がしっかりしているということです。

たとえるなら、家みたいなものです。

外観がいくら綺麗でも、水場の裏側を見たらカビていたり、ビー玉を置いたらすごい勢いで転がったりしたら、それは良いものではなりません。

同様に、ウェブサイトも、いくらデザインがオシャレでも、そのせいで読み込みが遅かったり、HTMLのマークアップがめちゃくちゃだったら、ウェブ上の評価は低くなります。(ここは初心者の方だと判別が難しいので、しっかりした制作者に依頼することが大切、ということです。)

記事コンテンツのURLは具体的に分かりやすく!

ブログやニュースなどでコンテンツ記事を配信する時、「http://〇〇〇.com/article210」というように、末尾の部分を適当な日付や連番などで済ましてしまうページはけっこう多いです。

ただ、これが「http://〇〇〇.com/baseball_technic_batting」のように書かれていると、どんな内容が書かれているのかURLから推察することができますし、ウェブ上でも、このほうが良いとなっています。

記事コンテンツを作成した際は、最後のURLにまでこだわるようにしましょう!(もし、業者に頼んでいて、このへんが適当にされている場合、そこは少しいい加減な業者かもしれません・・・。)

Google 検索の仕組みを知っておこう!

詳しくは動画を観たほうが早いです。

ざっくりまとめると、下記のような内容になっています。

・googleはweb上でインデックスした情報群を見ている
・ウェブ上から情報を集める時、スパイダーというプログラムを使用している
・いくつかのウェブページの情報を取得して、リンクからリンクを辿り、情報を取得して・・・ひたすらこれを繰り返す
・全体で数十億ページに至る中から、検索クエリによって該当ページを見つけている
・検索の際、pagerankなど、各ページに割り振られた評価値の総合得点順に従って、ユーザー画面へ順番に表示させる
・PageRankは各サイトを評価する仕組みのこと
・PageRankはGoogle創立者Larry PageとSergey Brinが発明したアルゴリズムになっている
・Googleは、上記の検索処理を約0.5sのうちにやっている

ウェブサイトを作ったらインデックス登録をしっかり!

ウェブサイトを作ったら、Googleのロボット・クローラーが認識するように、ウェブマスターツールでしっかり登録しておきましょう。

▼詳しくはこちら
https://support.google.com/webmasters/answer/34397?utm_source=webmasteracademy&utm_medium=web&utm_campaign=webmasteracademy

サイトコンテンツの説明はしっかり!

ウェブサイトのコンテンツを作る際、下記事項には気をつけましょう。

・タイトルは分かりやすく固有のものにする
・適切なmetaタグでページの内容を正確に要約
・画像のaltキャプション属性で画像に説明的な注釈をちゃんとつける

たとえば、富士山登山のことを書く際、体験談を書くのか、ノウハウを書くのかによって、タイトルも大きく変わります。

前者であれば、「富士山に登ってみた!感想は~」という感じですが、後者であれば、「富士山登山の前に絶対に準備しておきたい~」というようなタイトルになります。

コンテンツにきちんと具体性を持たせることが重要です。

重要なリンクは画像よりもテキストが好まれる!

Googleでは、重要なリンクについては画像よりテキストのほうが良いと明言しています。

デザインとコンテンツに関するガイドライン
・重要な名前、コンテンツ、サイト上のリンクの表示には、画像ではなくテキストを使用することをおすすめする
・Google や他の検索エンジンは、ページ上で認識して読み取ることができるテキストに焦点を合わせ情報を収集する(画像を使う場合には必ずaltキャプションで補足。)
・リンク切れをなくすこと

人間にとっては画像のほうが分かりやすいこともありますが、ウェブのクローラー、HTML自体の基本概念としては、あくまでもテキストメインです。気をつけましょう。

ユーザーのことを第一に考えて、モラルのある制作をする

Googleは、あくまでもユーザーエクスペリエンスを最優先しています。検索順位を気にするあまり、ちょっと行き過ぎた行動をしてしまわないように気をつけましょう。(異常なキーワード設置や、異常なリンク設置、安っぽい記事の大量生産などは、もう時代遅れです。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本当はもう少しGoogleの技術に踏み込んだ部分だったり、細かな部分もあったのですが、今回は要点まとめなので、省略しました。

詳しく知りたい方は、ぜひ、公式ページの方を熟読されてみてください!

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