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健康保険証の「保険者番号」と「被保険者番号」の記載場所と違いは?

書式において、「健康保険の被保険者番号」を記入する項目欄がたまにあります。しかし、実際の健康保険証カードを確認して見ると、そこに「被保険者番号」という記載はなくて、代わりに「記号・番号・保険者番号」といった項目が見つかります。

この時、「被保険者番号」を示すものは、記号の後につづく「番号」の部分になります。

「保険者番号」と「被保険者番号」の違いについて

健康保険の保険者番号とは?

保険者番号は、その保険証を発行している側の「機関」を示す識別IDです。

健康保険の保険者番号

・社会保険の場合
 ⇒8桁の数字で構成される
 ⇒2桁の法別番号・2桁の都道府県番号・3桁の保険者別番号・1桁の検証番号から構成される

・国民健康保険
 ⇒6桁の数字で構成される
 ⇒国民健康保険には法別番号がないので、その2桁がなくなる

健康保険証においては、カードの下部に記載されていることが多く、その項目名も「保険証番号」と明記されていることが多いです。

そして、この「保険証番号」は「被保険者番号」とは異なるものですので、間違えないように気をつけましょう。

健康保険の被保険者番号とは?

被保険者番号は、被保険者整理番号とも呼ばれ、その保険証の「利用者」を示す識別IDです。

健康保険の被保険者番号

国でいうところのマイナンバー番号みたいなもので、学校の教室でいうところの出席番号みたいなものです。健康保険業界において、あなたの情報を示す固有の番号となります。

カードにおいては、「記号」と「番号」という項目が並んでいますが、このうち「番号」の部分が「被保険者番号(被保険者整理番号)」に該当します。なぜか、正式名称が省略されて記載されているんですよね。カード項目欄に、きちんと「被保険者番号」と明記してくれると混乱しなくて済むのですが、なんだか残念なデザイン仕様ですね……。

ちなみに「記号」のほうは、「被保険者整理記号」というそうです。

まとめ

結論はこれです。

・「被保険者番号」
 ⇒健康保険証カードに記載されている「番号」に該当。
 ⇒健康保険証カードの利用者を識別する固有の番号

・「保険証番号」
 ⇒健康保険証カードに「保険証番号」とそのまま記載されているものに該当。
 ⇒健康保険証カードを発行している機関を識別する固有の番号

なんだか、複雑ですが、このポイントを抑えておけば、間違えずに済むかと思います。

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