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MFクラウドを会社(事業用)の会計ソフトにオススメする理由・10選!

クラウドの会計ソフトで有名なのは、弥生freeeMFクラウドなどがありますが、これから会社で会計ソフトを導入するのであれば、著者は迷わずMFクラウドをおススメします。

オススメする理由

理由としては、

・弥生会計オンライン
⇒実際に2年使ってみて、操作性が悪くて、経理作業の効率が悪かった。

 ・freee!
⇒使おうか検討してみたところ、独自の造語が多くて、初心者の人はさておき、簿記経験者には逆に分かりにくいので、無料体験期間中にボツ判定とした。

・MFクラウド
⇒なにこれ。すごく素敵。もっと早く使えば良かった。

という感じだったからです。

そういうわけで、本記事では、MFクラウドについて、ピックアップした10個の魅力を紹介していきたいと思います!

MFクラウドの素晴らしい魅力とは

理由1
エクセルのようなGUI(見た目と操作性)

MFクラウドでは、エクセルのような操作性で、手動仕訳をすることができます。

▼仕訳表に対して、セルのような操作が可能
MFクラウド オススメ 仕訳※青枠部がアクティブセル。(tabを押すと、次の入力項目へ移動したり、エクセルのような振る舞いをする。)

▼tab移動を使うと、借方に書いた金額数字が貸方の金額数字に、自動反映される
MFクラウド オススメ タブ移動 仕訳

▼コピペも簡単。
MFクラウド オススメ 仕訳 コピ―※行の一番左をクリック⇒コピ―・貼り付けのメニューが出るので、これで行ごとまとめて操作できます。

このように、エクセル好きな人にとっては、とても体感的に使いやすいのです。

一方、弥生会計オンラインはというと、正直、入力が面倒だったりします。(使ってみると分かりますが、tab移動もないし、数字の自動反映もないし、コピペもすぐにできないし、手打ち項目が多くて、ちょっと独特です。)

理由2
csvのインポートがカンタン

MFクラウドのフォーマットに従って、csvデータをアップすると、仕訳がカンタンにインポートできます。

▼仕訳帳から「インポート」を選択
MFクラウド オススメ

▼csvフォーマット(上記のインポート画面を開けばDLできます。)
MFクラウド オススメ インポート フォーマット

普段、ローカルのエクセルで簡易的に取引を入力・管理している人は、そのデータをごそっとコピペして、上記csvデータの形式に整形してあげると、そのままMFクラウドに流し込むことができるので、本当に便利です。

また、カードや口座情報なども、自動連係が容易です。種類も豊富。

MFクラウド オススメ 自動連係 カード 口座

もちろん自動でなくても、口座情報・カード明細のcsvデータをもとにして、csvインポートしてあげることも可能です。(事業用の決まった口座やカードがあれば、そのcsvデータをまとめて、ごそっと流し込めばOK。)

ちなみに弥生会計オンラインの場合、読み込むcsvデータの項目がムダに多かったりして、csv整形がやりにくくて、とても扱いにくいです。

理由3
BSとPLの推移表が見やすくて分かりやすい

メニュー「会計帳簿」の「推移表」から、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)の推移表が見られます。推移表とは、一年のうち、指定した期間の毎月の数字推移を一覧にしてくれる表です。

MFクラウド オススメ 推移表

毎月の各項目の推移が追えるため、非常に便利です。また、pdf、csvどちらでもダウンロードできるので、ちょっとデータを独自のグラフにしたい時なども楽です。

昔はなかったのですが、弥生会計オンラインも最近、この推移表機能が追加になり、pdfとエクセルどちらでもダウンロードできます。ただ、やたら重くて、一覧表が表示されるまでに、少し時間がかかるところがネックです。

理由4
キャッシュフローがグラフで手軽に確認できる

これ、地味にすごく重宝する特典です。

なんとMFクラウドでは、レポート機能において、キャッシュフローをグラフですぐに確認することができちゃうんです。

MFクラウド オススメ キャッシュフロー(青が入金。赤が出金。緑が残高。これは個人事業のグラフなので、いびつです。経費⇒すべて事業主借で年末にまとめて処理されて、出金がほぼないため。)

また、営業キャッシュフローや投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローなどの項目についても、毎月の推移を数字で一覧にして教えてくれます。

MFクラウド オススメ キャッシュフロー

個人事業の方にとってはキャッシュフローはあんまり気にしませんが、法人・会社にとっては、生命線そのものです。

他の会計ソフトでは、あまりない機能なので、ちゃんとキャッシュの行く末を追いたい人は、MFクラウドで間違いないです。

理由5
各種データのインポート・エクスポートがcsvとpdf両方で可能

仕訳帳、BS、PLなどのデータをcsvとpdf、両方で出力できます。

MFクラウド オススメ エクスポート インポート

そのため、仕訳でトラブル・不可解なことがあった場合、該当部分の取引について、csvでダウンロードして、エクセルで原因調査をすることがカンタンにできます。

また、社内の経営報告書などを作成する際、PLの推移表をcsv出力して、それをエクセルなどで整理してあげると、かなり便利です。

ちなみに弥生先生は、仕訳帳において、pdf出力しかできません。なので、仕訳上の問題が起きた時、その原因調査にアホみたいに時間がかかります。(これが弥生会計オンラインを使っていて、一番ストレスだった点です。)

理由6
仕訳項目にタグ設定が可能

仕訳入力の際、それぞれの取引に対して、タグを設定することができます。

MFクラウド オススメ タグ 仕訳

設定したタグは、当たり前ですが、仕訳帳全体から検索可能です。

MFクラウド オススメ タグ検索

なので、特定のグルーピングをしたい仕訳項目にはタグ設定をしておくと、後でまとめて閲覧・管理できます。

なお弥生会計オンラインには、この機能はありません。とても不便!

理由7
同じ業種の経営数字と比較もできる

これもMFクラウドの素敵なところですが、「レポート」⇒「財務指標(β)」を選択すると、業種平均から見たときの会社の財務分析チャートを見ることができます。

MFクラウド オススメ 財務指標 レポート

レーダーチャートの6つの指標は、経済産業省策定のローカルベンチマークで用いられているものですので、融資や助成金申請をする際など、そのまま渉外資料として扱うことができます。なんの労力もなく、かっこいいデータをペタッと貼れるので、かなり便利ですね。

・・・ああ。もちろん、弥生会計オンラインには、こんな素敵機能はありませんよ?

理由8
金額がリーズナブル

▼MFクラウドのライトプラン
・1,980円/月
・21,780円/年

▼弥生会計オンラインの同格プラン
・28,080円/年

なんと弥生会計オンラインのほうが料金が高いんですね。先ほどまでの流れから、明らかにMFクラウドよりも機能が悪いのに・・・本当に謎です。

まあ、この価格の差は何かといえば、「知名度」の一点だけです。なので、質実を選ぶのであれば、迷わずMFクラウドだと、著者は思います。

理由9
税理士さんとの連携もOK

税理士さんが、ローカル版・弥生の最新版に対応していれば、MFクラウドとの互換性も大丈夫です。MFクラウドは、ローカル版・弥生との互換性をちゃんと仕様としているからです。

また、他の会計ソフトであっても、互換性のあるものであれば、ほぼほぼ大丈夫です。

ちなみに、MFクラウドは、ローカル版・弥生は仕様として認めていますが、弥生会計オンラインは仕様として認めてはいませんので、ご注意を。それでも、認めていないだけで、データの引っ越し自体は普通に可能ですので、会計ソフトの乗り換えは大丈夫です。

▼引っ越した時の詳しい方法はこちら

弥生会計オンラインからMFクラウド会計へデータ移行した時の手順・方法まとめ

理由10
カスタマーサポートがすごく丁寧

MFクラウドのカスタマーサポートは、とても丁寧です。メールを出すと、きちんと真摯に対応してもらえます。

また、データの引っ越しの際、どうしてもインポート⇔エクスポートがうまくいかない場合などは、そのcsvデータの検証までしてくれます。

安心して使えますので、知名度がないから・・・などの心配は少ないと思います。

まとめ

MFクラウドをおススメする人

本記事で紹介してきた内容をまとめると、MFクラウドは、以下の人におススメの会計ソフトだと思います!

・エクセル操作が好きな人
・仕訳の基礎知識がある人(簿記3級以上)
・仕訳を素早く入力したい人
・経理業務を効率化したい人
・csvデータを扱うことが好きな人
・収支状況を分かりやすい表とグラフですぐに確認したい人
 ・キャッシュフロー(会社のお金)をきちんと把握したい人
・会計ソフトのコストを抑えたい人

弥生会計オンラインとfreee!をおススメしない理由

冒頭では省略しましたが、弥生会計オンラインとfreee!については、具体的に以下の理由でオススメしません。

▼弥生会計オンラインのデメリット

・仕訳帳のcsv出力ができない
⇒これは致命的。年度末など、特定の勘定項目に関して問題が起きた時、csv出力ができないため、その原因解決に時間がかかってしまう。

・仕訳入力および仕訳帳の操作方法がイマイチ(
⇒なにかと時間かかって不便。毎月の仕訳が憂鬱に感じる。

・インポートとエクスポートが面倒に感じる
⇒弥生側のcsvフォーマットが相当に分かりにくいので、インポートやエクスポートに手間がかかり、気軽にやりにくい。(おそらく予備欄として残している謎の空欄なども大量に目立ち、また、なんだか整理しきれていない不要そうな項目も目立つ。要するに難解。)

・高額
⇒機能が色々と足りてないのに、どうしてこんなに高いの?と聞きたくなる。(MFクラウドを知った後だと、なおさら。)

▼freee!のデメリット

・独自の造語は致命的
⇒本来の簿記の知識には存在しない、freee!独自の造語が多くて、簿記を勉強した人は、余計に覚えることが増えて混乱してしまう。そのため、そもそも会社向けの会計ソフトだと感じない。(会社に簿記や経理の分かる人がまったくいない場合に限り、有用性はありますが、経理の知識なしに起業って、前提として大丈夫なの・・・と、著者は心配に思います。)

著者の感想

まあ、個人事業主レベルであれば、正直、どれでもいいんですが、法人・会社企業レベルになり、取引の項目がたくさん増えてきた場合、操作性に優れて、使いやすいツールにしておいたほうが間違いないと思います。

とりあえず自分の体験で一番の後悔と反省は、「たくさんの人が弥生を使っているから、という理由で弥生を選んでしまったことは本当に良くないことだった」ということですね。

・・・MFクラウドを褒めつつ、弥生のヘイトブログみたいになってしまいましたが、ただ、これは自分が実際にどちらも使ってみて本当に思った感想です。悪意はないので、ご容赦頂ければと思います。

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