個人事業主が毎年やらなくてはいけないことの概要まとめ
本記事では、個人事業主になった人が、一年のうちにどういうことをやらないといけないのか、その概要について紹介していきます。
目次
個人事業主が一年のうちにやらなくてはいけないこと
個人事業主の一年スケジュール
たとえばweb系の個人事業主の一年をスケジュールにすると、下記のような感じです。
開業のタイミングは、図では1月としましたが、実際にはいつでもOKです。開業を決意したところで、税務署へ開業届の提出(開業手続き)をしてください。
青色申告をする方は、青色申告承認申請書を提出する必要があり、青色申告の複式簿記を利用する方は、会計ソフトを必ず導入したほうが良いでしょう。日々の仕訳体制を確立させて、ちゃんと経理することが求められます。
あとの個人事業主に義務づけられていることは、翌年期首の確定申告だけです。他にはとくに義務づけられていることはありませんので、一年間の大部分は、WEB制作などの本業に打ち込みましょう。
そして、年末ごろになったら、確定申告に備えて、各種控除の証明書を準備したり、一年間分の仕訳データを整えたりしておくと、申請がスムーズに進みます。
確定申告では、一年間分の仕訳データを基にして、確定申告書Bと、所得税青色申告決算書という二点の書類を提出して終わりとなります。
このようにまとめてみると、個人事業主になるからといって、やるべきことがたくさん増えるというわけではないことがわかります。
個人事業主がやるべきことは大きく3つ
基本的には、先ほどの流れが個人事業主の一年となります。
翌年以降は開業の手間が不要ですので、個人事業主が一年のうちにやるべきことは、
・本業
・経理
・確定申告
という3点に絞られます。
最初は大変に感じるけど、慣れるとラク
開業、経理、確定申告。
正直なところ、自分は、最初、どれも面倒くさそうに感じました。
でも、いざやってみると、どれも難題ということはなくて、単純に「そのことを知っているかどうか」というレベルの手続きばかりでした。
少なくとも、英語の長文読解だったり、数学の二次方程式だの数列だの、国語の漢文といった・・・いわゆる学生の勉強よりも、よっぽど分かりやすいものです。
着実に取り組んでいけば、きちんと習得できるものです。
本ブログサイトの体験談まとめシリーズについて
著者が実際に個人事業主を一年やってみた体験に基づいて、これから個人事業主をスタートする人のためにまとめた記事が、下記のものです。
ちょっとボリューミーなのですが、一応、これだけ読めば、最低限必要な実用性のある知識は得て頂けるのではないかと思います。
概要としては、「開業届(青色申告の届け出)⇒日々の業務・取引⇒日々の帳簿づけ⇒年末の青色確定申告」までの具体的な手順について、順番に詳しく解説しています。
少なくとも、上記に書いたノウハウで、自分は無事に確定申告まで終えることができましたので、読んでまったく無駄になることはないかと思います。
専門書などでとっつきにくいなと思っている人は、雑文を眺める感覚でばーっと見て頂ければと思います。
まとめ
個人事業主が新しく覚えるべきことは、開業・経理・確定申告です。
まあ、とりあえず開業しないことには、なにも始まりませんので、まずは開業届を提出するところからスタートしてもらえればと思います!
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