タグホイヤー腕時計「国内正規品と並行輸入品の違い」とは?
これからタグ・ホイヤー(TAGHEUER)の機械式時計を買おうとする人は、お店によって大きく販売価格が違うことに気づくと思います。
たとえば人気モデル・カレラのキャリバー5であれば、正規店は定価30万円なのに、なぜか市場では19~21万円くらいだったりします。これは国内正規品と並行輸入品の違いによって価格が変わっているものとなっています。以下、詳しく紹介します。
目次
国内正規品と並行輸入品の違いって何?
国内正規品はタグホイヤー公認の正規ショップ販売品
タグホイヤーは、日本全国に自ブランドのショップ展開しています。
・タグホイヤーショップ一覧(公式認定店)
https://store-jp.tagheuer.com/jp
このように、日本タグホイヤーが認定している公式ショップで販売されている、正規のタグホイヤー腕時計のことを「国内正規品」と呼びます。
国内正規品は高額だけど保証が手厚い
一般に、正規品は割引されることなく、ほぼ定価での販売になるため、初期費用が高額となります。
しかし、高いだけあって、その分の保証が手厚くなります。
日本タグホイヤーでは、エドワードクラブという独自の制度を展開しており、これは日本国内の正規品を買った人なら無料で入会できるものになっています。
エドワードクラブに入会すると通常の保証より+2年の保証をもらえて、また今後のオーバーホール料金などが永続的に割引してもらえます。
・エドワードクラブ
https://www.tagheuer-edouardclub.jp/
また、公式店舗で買った人は、タグホイヤー公認の環境でメンテナンスをしてもらえるので、とにかく安心して腕時計を使っていくことができます。
たまに悪質な修理店にオーバーホールを依頼すると、腕時計の調子が悪くなった、なんてトラブルもあるそうなので、そういった心配がなくなるわけです。
とくに、定番モデルでなくて、生産数の少ない尖ったデザインの時計などは、街の修理屋に頼むのでなく、正規のメンテナンスを受けたほうが安心ですので、将来的に長く使う予定でタグ・ホイヤーの機械式時計を買うなら、迷わず国内正規店で買うべき、というわけです。
並行輸入品は海外で買って日本で売っている製品
並行輸入品は、海外で販売されている正規のタグホイヤー腕時計を仕入れて、それを日本国内で販売しているものになります。
たとえば東京の中野には、並行輸入品を取り扱う時計店がたくさん揃っています。最近では、そういった時計店が楽天市場にも出店されているので、ネットでお手軽に探すこともできます。
並行輸入品は安いけどエドワードクラブに加入できない
並行輸入品は、国内正規品に比べて、かなり安いです。30~35%ほど価格オフされています。
ただし、安い分といいますか、並行輸入品は、タグホイヤー正規店が認めているものではないので、エドワードクラブに加入できないデメリットがあります。
具体的に損することは、エドワードクラブに加入していれば保証+2年できますが、並行輸入品にはありません。また、たとえば定番モデル「カレラ キャリバー5」のオーバーホール費用はエドワードクラブ会員なら36,000円ほどですが、エドワードクラブに加入していなければ50,000円以上になります。
これが国内正規品と並行輸入品の大きな違いとなります。
国内正規品と並行輸入品はどっちを買うべきなの?
長く使うなら国内正規品、買い換えがありそうなら並行輸入品
先ほども書いたように、国内正規品はオーバーホール料金が安くなりますが、購入価格は割引なしのため高額です。
対して、並行輸入品は割引価格で帰るので初期費用は安いのですが、オーバーホールを続けていくほどに負担が増していきます。
つまり、将来的に長く使うことを考えているなら国内正規品ですが、数年~10年とかで買い換えがありそうなら並行輸入品のほうが安くつきます。
また、並行輸入品にしても、その販売店が手厚いサポートをしている時もあるので、ショップ次第では、オーバーホール費用を安くすることもできます。
サービスの手厚い並行輸入品は最高!
たとえば、かめ吉(KAME-KICHI)さんという時計ショップでは、現金購入することで、オーバーホール費用を永年低減できます。
こういった販売店舗独自のサービスが充実した店で時計を購入すれば、並行輸入品だけど国内正規品に近いサポートを受けられるようになるので、かなりお買い得です。
カレラのキャリバー5など、人気モデルかつ単純構造のものであれば、こういった店舗で並行輸入品を買えば十分な満足度が得られると思います。
フリマで国内正規品の中古品を探すのもアリ
安く腕時計を買いたい人は、中古品を探すのもアリです。
とくに、タグホイヤーの国内正規品であれば、中古品でもエドワードクラブに加入できますので、綺麗なものや、まだほとんど使っていないモノを見つけることができれば、かなりのお買い得となります。
オーバーホールしてから出品している人などもいるので、タイミングさえ合えば、高額な国内正規品を格安でゲットすることができるかもしれません。
海外購入品とは?
国内正規品、並行輸入品の二つ以外に、たまに海外購入品というものを見かけます。
これは分類としては、並行輸入品と同じです。
単純に、海外旅行した人たちがハワイなどでタグホイヤーの腕時計を買って、それをあとで中古市場(店舗やフリマ)に流しているものが、海外購入品というだけのことです。
つまり、国内正規品には該当しませんので、エドワードクラブには加入できません。また、販売ショップの売り物でもないため、オーバーホール費用を緩和する特典に加入することも難しいと思います。正直、これを買うメリットは初期費用が安く済むってことしかないと思います。
まとめ
以上が、タグホイヤー腕時計における、国内正規品と並行輸入品の違いでした。
これからの運用目的に応じて、どっちの製品を買うか、参考にしてもらえればと思います!
参考
自分がタグホイヤー腕時計を購入した時の記事はこちら。