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簿記2級の飛び級はアリ?なし? 答え「簿記3級から受験がおすすめ」

2021年、日商簿記3級と日商簿記2級の両方に、無事に合格できました。

最初、自分も飛び級を考えた時があったのですが、実際にやってみた感想として「やはり飛び級しなくて良かった」というのが素直な本音です。

これから飛び級しようと思っている方向けに、なぜしないほうが良いのか、その理由を詳しく紹介したいと思います。

簿記3級の飛び級で簿記2級を受けるのはアリ?ナシ?

自分個人の意見「絶対に3級から受けるべき」

とびきり頭の良い人や、試験が得意な人などは良いと思いますが、著者個人は基本的には「絶対に簿記は3級から受けるべき」と思っています。

飛び級しないほうが良い理由とは

簿記3級の基礎が簿記2級でも必要だから

理由はカンタンで、簿記3級で学んだことは、そのまま丸ごと2級の内容になるからです。

簿記2級では、3級の知識はあること前提として、その上で、さらに基礎の積み重ねや応用問題が出てくるので、3級の内容がガタガタで不安定だと、いつまでも結果が出ず、いつまでも理解が深まらず、2級の勉強を延々と非効率で繰り返すことになります。

簿記は独自のルールが多いので3級から学んだほうが効率的

たとえば数学が得意な人でも、必ずしも簿記を好きになるとは限りません。

というのも、簿記の仕訳やPL/BSというものは、数学の問題とは違った方向で、少し独特の感覚があるので、馴染めない人には時間がかかってしまうからです。

簿記3級で身に着けておくべきこと

  • 仕訳のやり方
  • ホームポジションの感覚
  • 借方と貸方の仕組み
  • 「前期~今期~来期」における勘定科目のつながり
  • 減価償却、貸倒引当、前払、未払などの決算関連仕訳
  • PLやBS、精算表など財務諸表の書き方
  • などなど

当たり前ですが、簿記2級では、これくらいのことはしっかりした理解のもとで分かっていないと、お話になりません。

そのため、まずは簿記のルールや基礎を覚えるという意味で、絶対に3級から勉強していくことをオススメします。結局、急がば回れという格言通り、簿記は3級→2級でやっていったほうが、着実に近道となります。

簿記では、そもそも飛び級するメリットが少ない

資格試験で飛び級をする最大のメリットは、やはり「時短」だと思います。

少ない工数で、最大の成果を得る。資格試験の醍醐味の一つでもあります。

しかし、簿記においては、あんまりそういったメリットがありません。

というのも、いきなり2級を受けるにしても、結局は3級の内容はほとんど理解しないといけないため、結局は簿記3級の勉強をすることになるからです。

・順番に受験する場合
 ⇒「3級の勉強→3級の受験→2級の勉強→2級の受験」
 
・飛び級で受験する場合
 ⇒「3級の勉強&2級の勉強→2級の受験」

要するに、たとえ飛び級で時短できたとしても、メリットとしては試験回数が一回分オトクになるってくらいなので、そんなに旨味がないんですよね。

また、今現在においては、CBT形式のネット試験制度もあるため、簿記はかなり気軽に受験ができます。自分の好きな時、自分の家に近い好きな会場で、試験料金もたった3,400円ほどで、気軽に受けられるのに、わざわざ飛び級するメリットって何?と思ってしまいます。

それに、2級は試験料金が1回5,270円近くもかかるので、延々と負のループに入ると、アホみたいにお金を失い続けるだけで、じつにもったいないです。

簿記は3級でも評価してくれる人がいる

飛び級したい人の多くは「その級に価値を感じないから」という理由で飛び級を考えていると思います。

しかし、日商簿記は3級でも十分に価値があります。というのも、たとえば個人事業主や小規模事業程度であれば、簿記3級程度の知識があれば、日々の経理や年末の確定申告、会社の一年の決算に取り組むことができるくらいの基礎知識が身に着くからです。(少なくとも、税理士さんと提携しながらであれば、確実に完遂できるレベルになります。)

一方で、簿記2級は、中小企業以上の会社で経理をやりたい人向けの内容になっています。

つまり、見る人が見れば、簿記3級でも、十分に価値を感じ取るのです。少なくとも経理など実務に生きている人であれば「そんなの取得して何の役に立つの?」なんて言いません。

採用の場面においても、事務や経理であれば、簿記を取っている人と取っていない人では、その時点で、いくらかの差が明確に生まれます。少なくとも評価してくれる人は確実に評価してくれます。

よって、まずは地道に3級からの取得を強くオススメします。

たまにいる「商業高校に通えば1~2級くらい取れる」は勘違いだから信用しないように

簿記には、幾つか種類があって、とくに勘違いされやすいのが、日商簿記と全商簿記です。

たまに「商業高校の学生でも簿記1~2級まで取れるんだから、簿記は3級なんか取っても恥なだけでしょ」とか言ってる人がいますが、これはちょっと知識不足なだけです。

一般に商業高校の学生さんが取得するのは、日商簿記ではなく、全商簿記のほうです。そして、難易度が高いのは日商簿記のほうです。

日商簿記2級以上は、商業高校の学生さんでも、けっこう優秀で自主的なヤル気のある人でないと取得できないレベルの資格試験なので、ここの認識を誤らないようにしましょう。

つまり、べつに日商簿記3級は恥ずかしい資格ではない、ということです。

もし、「簿記は高校生でも1級~2級まで簡単に取れる」なんて言ってる人がいれば、「全商簿記と日商簿記の違いって知ってますか?」と聞いてみましょう。たぶん、知ったか風のうやむやな回答が返ってくるかと思います。

まとめ

これから簿記2級の飛び級を考えている人は、おそらく自分の頭にそれなりの自信がある方だと思います。

もちろん能力の高い方であれば、いきなりの飛び級でも、1ヵ月前後の勉強とかで合格できちゃうこともあるかとは思います。簿記2級では、出題内容が運ゲーになる時もあり、相性が良ければ、ちょうど勉強したところがドンピシャで、少ない労力で受かる人もいるかとは思います。

しかし、そうでない一般の方は、背伸びをしても、そもそものメリット自体がありません。ヘンな見栄をはらず、着実に3級から受けていったほうが結果的にはスムーズなので、飛び級はオススメしかねます。

参考

自分が3級と2級に合格した時の体験談はこちらです。これからの受験の参考になれば幸いです。

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