新しい色彩検定2級に独学で一発合格した勉強法&教材を紹介!
2021年の冬季、色彩検定2級を受けて、無事に一発合格することができました。
本記事では、これから受験を考えている人のため、自分が実際に使った教材や、短い時間で効率的に勉強する方法などを紹介したいと思います!
目次
実際に使った教材
公式テキスト1冊
まず絶対に購入するべきは「文部科学省発行の公式テキスト」です。
色彩検定のテストは、問題のほとんどが公式テキストから出題されますので、受験を志したなら、とにもかくにも、これを買うのが最初の第一歩です。
公式の過去問題集1冊
自分は念のため、模擬試験をするため、公式の過去問を購入しました。
2021年夏季の過去問1冊
2級の試験料金は10,000円もします。自分は絶対に一発合格したいと思い、過去問1回分だけでは不安だったので、2021年の夏季分をフリマアプリで購入しました。
注記「テキストは最新版を買うこと」
色彩検定は、2020年以降から新しくリニューアルされました。
そのため、従来の古いテキストで勉強しても試験には出ない内容もあったりしますので、テキストなどは最新版のものを買ったほうが良いです。
古本屋などに行けば、リニューアルされる前の古い教材などを安く買えますが、効率的に合格したいなら迷わず最新版の公式テキストを買うようにしましょう。
独学で一発合格できた勉強法
とにかく公式テキストを読み込む!
先ほども書きましたが、原則、色彩検定の問題は全て公式テキストから出題されます。
ですので、公式テキストを読み込むことが合格への近道になります。
テストではテキスト太字の部分以外からの出題も多いので、しっかり全文を読み込み、ただの暗記ではなく意味をしっかり理解するようにしましょう。
各セクションのポイント
11セクションあるうち、それぞれの特徴はこんな感じです。LVは難易度のことで、5が大変、1はラクって感じです。
ch | 項目 | LV | 概要 |
---|---|---|---|
1 | 色のユニバーサルデザイン | 1 | 基本事項を学ぶ。とくに難しいことはなく知識を暗記するのみ。 |
2 | 光と色 | 4 | テストに多く出題されるので、しっかり覚える。ただの暗記でなく理解もすること。各光源のグラフを含めた特徴、分光分布と色の把握などは頻出問題。 |
3 | 色の表示(表色系) | 4 | テストに多く出題されるので、しっかり覚える。ただの暗記でなく理解もすること。マンセル表色系がどういうものか把握することが得点源となる。 |
4 | 色彩心理 | 1 | ボリューム少なく、特徴的な錯視の話が多いので、暗記もしやすい。大事な得点源なのでしっかり覚える。 |
5 | 色彩調和 | 4 | 配色の組み合わせを覚える。じっくりやれば難しくはないので時間をかけて理解する。とくにナチュラルハーモニーとコンプレックスハーモニーの黄と蒼紫の関係、トーンオントーンとトーンイントーンの違い、ドミナントとの関係などは必ず覚える。←最後の記述式問題でも出題されやすいので大事な得点源になる |
6 | 配色イメージ | 3 | こちらもじっくりやれば難しくはないので、時間をかけて理解する。前提として、PCCSのトーンを知っておくことが大事なので、覚えていない人はそこも復習しておこう。 |
7 | ビジュアル | 3 | ただの暗記でOK。あんまり考えさせる問題は出ないと思う。色のビジネス一般常識みたいな感じなので、しっかり覚える。 |
8 | ファッション | 3 | 覚えること少ないのに出題が多いので、大事な得点源。しっかり覚えること。写真の問題はいつも必ず出るので、どんな配色か言い当てる訓練をしておく。 |
9 | インテリア | 2 | とくに難しいことはなく、何度も読み込んで覚える。また写真つきの問題が出やすいので、それぞれの特徴や雰囲気を覚えておく。 |
10 | 景観色彩 | 3 | 最初は知らない単語も多いけど、何度も読み込んで覚える。景観色彩における領域の範囲や家にどんな配色をするとどんな効果が出るか出題されやすいので覚える。 |
11 | 慣用色名 | 5 | 暗記が地味に大変。日々の反復で覚えるしかないので、毎日、寝る前に眺めたりするのが大事。テスト直前に見るのも大事。 |
あと全体に共通して言えることは、どのセクションにしても、図やグラフ、写真つきの問題は出やすいので、最低限、そこは暗記しておいたほうが良いです。
新配色カードは買わなくても合格できた
公式テキストの中には、新配色カードを使って、色を当てる問題演習がありますが、自分はとくにやらなくて合格できました。
ただ、今後1級を受ける予定だったり、今後もずっと色関係の仕事をする人は、買っておいても良いと思います。
スケジュール感
1ヵ月半前にスタート
11月14日の試験に対し、9月下旬から勉強をスタートしました。
ただ、途中の2週間はカラーコーディネーター検定のアドバンスクラスを勉強していたので、色彩検定2級のテキストだけで言えば実質2週間ほどの勉強期間です。とはいえ、アドバンスの内容も一部そのまま2級の範囲なので、そこも考慮すると3週間分は勉強したと思います。
日々、少しずつの勉強が効果的
一気に覚えようとすると大変なので、1日1~2セクションずつなど、ペース配分を決めて読んでいくのが大事です。
全体の内容をある程度は覚えてきたなと思ったら、ざっくり流し読みを繰り返したり、過去問で演習をすると、さらに理解が深まります。
時短勉強法のポイント
自分はテスト間際に存在を知ったのですが、こちらのYoutube動画を使うと、効率的に勉強が進められると思います。
本を読むのがダルイ時は、こちらの動画視聴をして、本を読む元気がある時は公式テキストを読むようにすると、より効率的に勉強が進みます。
まとめ
色彩検定2級は、とにかく公式テキストを読み込むことが勉強法となります。
全セクションしっかり覚えて、その上で、色のことについて、さらにしっかり覚えましょう。それで合格は十分にできると思います。