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持続化給付金の仕訳方法は? 勘定科目は「雑収入」で課税対象!

新型コロナ騒動により、色んな給付金・協力金・助成金・支援金などの制度が生まれました。そのうち個人事業主も申請できる持続化給付金は、当たり前ですが、仕訳する必要ありです。

どのように仕訳すればいいかというと、勘定科目「雑収入」で記帳します。また、これは課税対象ともなります。

持続化給付金の仕訳方法

m月d日に満額100万円の振込をされたとしたら、下記のように仕訳します。

日付 項目 借方 貸方
勘定科目 金額 勘定科目 金額
m/d 持続化給付金の受け取り 普通預金 1,000,000 雑収入 1,000,000

持続化給付金の端数がある場合の仕訳

もし63万3827円といったように、細かい端数が生じた際、持続化給付金では二回に分けて送金されるそうなので、下記のように振込日に応じて、仕訳を分けます。

日付 項目 借方 貸方
勘定科目 金額 勘定科目 金額
m/d 持続化給付金の受け取り 普通預金 600,000 雑収入 600,000
m/dd 持続化給付金の受け取り(端数分) 普通預金 33,827 雑収入 33,827

雑収入は課税対象!

個人事業における勘定科目「雑収入」は、消費税においては非課税ですが、所得税においては課税対象となります。

また「雑収入」と「雑所得」は全くの別物ですので、そこも気を付けてください。雑収入は雑所得ではないので、事業所得の扱いになります。

そして、所得税になるということは、当然、翌年の国民健康保険の金額も大きくなります。

・「雑収入」とは?会計上での取り扱いや基本的なポイントを丁寧に解説!
https://the-owner.jp/archives/821

健康保険料も大きくなる!

経費の具合にもよりますが、国民健康保険はだいたい5%~10%くらいで考えれば良いので、100万円の給付だと、ざっくり計算で5万円~10万円くらい、翌年に支払う必要あります。

手取りという言い方をするなら、まるまる100万円を自由に使えるわけではないので気を付けた方が良いでしょう。

中小事業の場合は法人税も発生する

雑収入は損益計算書でいうところの営業外収益項目(営業外収益のうち、どの勘定科目にも当てはまらないものの総称)になりますので、法人税の計算に含まれます。

つまり、課税対象です。個人事業主だと関係ないですが、中小事業を営んでいる方は気をつけたいポイントです。

補足:特別定額給付金10万円の仕訳方法は?

全国民を対象に給付される「特別定額給付金」の10万円は、事業収入でも雑収入でもなく、税金の関与しない、ただのお小遣いとなります。

プライベート口座に入金された場合は仕訳不要ですし、もし事業用口座に振込された場合は「事業主借」として仕訳します。

日付 項目 借方 貸方
勘定科目 金額 勘定科目 金額
m/d 特別定額給付金の受け取り 普通預金 100,000 事業主借 100,000

これは、事業が、個人事業主の財布からお金を借りた扱いと同じ、ということです。収支には影響せず、キャッシュフローだけの話になりますので、完全に非課税対象です。

まとめ

持続化給付金の仕訳は雑収入。そして、消費税の対象にはならないけど、所得税や法人税などの課税対象にはなるので、翌年の税金支払いに向けて、きちんとキャッシュを残しておくようにしましょう!

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