webディレクター向きの人ってどんなタイプ? 元webディレクターが必要と感じるポイントまとめ
自分は、昔、web制作会社でwebディレクターをやったことがあります。また、自分がwebコーダーになり、webディレクターさんとやりとりしたこともあります。つまり、双方向からwebディレクターさんがどんな職種なのか、しっかり理解する経験をしたことがあります。
その経験から、webディレクターに向いている人のポイントをカンタンに紹介したいと思います。
目次
webディレクターが向いている人の特徴
この記事がオススメの人
・webディレクターに興味ある人
・webディレクターになったけど向いてないと思う人
間違い探しがうまい
まず、自分が最初に思うことがコレです。
サイゼリヤだったり飛行機だったりで、よく間違い探しのクイズみたいなものがありますが、これがうまいかどうかは、webディレクターにとって、とても重要です。
なぜかといえば、webディレクターの仕事の多くは「間違い探し」をすることだからです。
▼web制作における間違い探し
・お客さんに出すワイヤーフレームの制作で誤りないかチェック
・デザイナー制作のデザインデータに誤りないかチェック
・コーダー制作の構築データに誤りないかチェック
・エンジニア関連あれば、それにも誤りないかチェック
・メール送受信において誤りないかチェック
・見積書や契約書などに誤りないかチェック
etc...
たぶん、四六時中、誤りないかチェックしているのがディレクターです 笑
なので、間違い探しに気づくのが苦手な人や遅い人は、その能力がそのままダイレクトに仕事に影響します。よくトラブルを起こすディレクターさんは、チェックが甘かったり、なんか抜けている、ってことが多いです。
逆に、間違い探しが得意で、すぐに誤りに気づくタイプはwebディレクターの素養ありだと自分は思います。(ベテランの方ほど、webサイトのチェックが鬼のように早いです。)
普段からメールの返信が素早く小まめ
次に思うのがコレです。
有能なディレクターさんほどレスポンスが速くて、メールを寝かしません。すぐに返信して、なるべく相手にボールを渡した状態にしています。
これが、だらしないディレクターさんだと、メールが届いているのに放置を続けて…最悪の場合は締切を過ぎて大炎上、というトラブルも起こします。
なので、普段からメールが早かったり、ラインなどで、すぐに返信する小まめなタイプの人はwebディレクターに向いていると思います。(返信がめんどくさい、文章を書くのがめんどうくさい、というタイプは、それが業務のコアとなるディレクターには、あまり向かないかもしれません。)
人によっては、数日どころか週をまたいだり、月をまたいだりしてメール放置するので、本当、重要なポイントです。
会話のキャッチボールができる
個人的に、一番大事なのがコレです。
・問われた質問に、イエス、ノーなど具体的にきちんと答える
・抱えている疑問があればきちんと質問して、その回答を具体的に得る
書き出すとシンプルで当たり前なことですが、これができないディレクターさんもたまにいるようです。そういう場合、なかなか制作がカオスになったりします。
具体的には、あれ聞いていなかった! こういう連絡きてた! など後から騒ぎ出し、結果、クライアントや制作陣へ迷惑をかけます。
嘘をつかない
そもそもwebディレクター以前の問題のようにも思いますが、けっこうウソつく人もいるので、書いておきます。
自分が誤った情報のやりとりをしても、それを認めず、挙句の果てには制作陣だったり、相手側の聞き取りが悪いと言い出す始末。
そんなディレクターさんは、まず信用されませんが、しかし、現実に、そこそこいるようにも感じます。
己の非を認められる性格かどうか、ちゃんと謝罪できるタイプかどうかも、ディレクターには大事だと思います。
webディレクターには種類がある
これまでに書いてきたことは、あくまでwebディレクターの基本編です。
というのも、webディレクターって、けっこう色んなタイプがいるので、それぞれで特性も変わってくるのです。
下記に簡単に紹介したいと思います。
▼webディレクターの種類と特徴
・企画/マーケティング系
⇒まず数字に強い人、そして世間の流行感度が高く、ツール操作や資料制作の得意な人が向く。
・営業系
⇒とにかく勢いとコミュニケーションが得意な人が向く。受注、受注、売上が得意な人向け
・制作/システム系
⇒デザイン、構築、プログラムなど制作に関する知識ある人向け。自分でも手を動かせると強い。
・アートクリエイティブ系
⇒デザインが得意な人向け。デザイナーさん出身が多い。
と、こんな感じです。
webディレクターって、何でも屋さんなところあるので、あとは「なんにでも興味を持って取り組める精神とガッツ」なんかも重要だと思います。(他の仕事でも同じことですが!)
まとめ
webディレクターといっても、本当にピンキリです。
一見、何年も修行しないとなれない上級職みたいなイメージもありますが、「HTMLとCSSまったくできないよ!」って人がwebディレクターになってたりもするので、じつはライトな職業でもあります。
自分に資質ありそうだなと思ったら、次は、どんなwebディレクターを目指すか、目標を決めるのも大事です。