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簿記2級ネット試験(CBT)に一発合格できた勉強法&教材3点を紹介!

先日、簿記2級のネット試験(CBT)をテストセンターで受験して、無事に一発合格できましたので、その時の勉強法と教材を紹介したいと思います。(2021年の情報になります。)

教材紹介

テキスト&問題集はスッキリシリーズを購入!

色んな書籍がありますが、自分はスッキリわかる商業簿記2級、スッキリわかる工業簿記2級、スッキリうかる予想問題集の計3冊を購入しました。

書籍で買ったのは、この3冊のみです。あとはわかりにくい単元について、ネットで情報を調べたり、Youtubeの動画を観て勉強しました。

簿記2級Youtube教材①「公認会計士たぬ吉の簿記会計塾」

まずは簿記3級の時、とても役に立った、公認会計士たぬ吉さんの動画です。

商業簿記は有料公開ですが、工業簿記は無料公開されているので、タダでわかりやすく勉強することができます。実際に利用して、とても役に立ったと思います。

たぬ吉さんの教え方はとてもわかりやすいので有料教材を買おうか迷ったのですが、ちょっと高かったので、テキストを読みつつ、わからないところはネットで補完していく方針にしました。

簿記2級Youtube教材②「よせだあつこさんの解説動画」

Youtubeでは、パブロフシリーズで有名なよせだあつこさんの動画もすごくわかりやすかったので、今回、とても参考にさせて頂きました。

とくにおすすめなのが、連結決算だったり、全部原価計算と直接原価計算だったり、難しいところの単元について、実際に問題を解きながらの解説を聞けるので、これを反復して視聴することで、より理解が深まります。

パブロフの書籍を買っていないので視聴させて頂くのが恐縮なところもありますが、本を持っていなくても丁寧解説をしてくれているので、とても重宝します。しかも、こちらは商業簿記も工業簿記も無料で学べて、素晴らしいの一言に尽きます。(対象の単元について、テキストをざっくり読んで、すぐにこちらの動画を視聴すると効率的に理解できます。)

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ちなみにスッキリシリーズもYoutube動画を少しアップロードはしているのですが、こちらのクオリティは、ちょっとイマイチです 笑

簿記2級はパブロフ本がおすすめかも

自分は簿記3級の時、パブロフの漫画イラストが逆にわかりにくいところもあったので、簿記2級ではシンプルな説明をしているスッキリシリーズを買うことにしました。

しかし、実際にやってみると、スッキリシリーズはシンプルな分、少し説明が省略されているところもあり、わからないところは自分でネット検索して調べる必要がありました。一方、パブロフのほうは、Youtube動画を観てわかりましたが、本がとてもボリューミーで、とても丁寧に解説されていることがわかりました。

今にして思うと、簿記3級をスッキリシリーズにして、簿記2級をパブロフシリーズにすれば良かったかなとも思っています。とはいえ、スッキリシリーズの3冊で合格できましたので、どちらを買ってもちゃんと勉強すれば合格はできると思います。

実際に利用して役に立ったブログサイト

すべて読み込んだわけではないのですが、局所的にわからないところを補完する時、下記のサイトは役に立ちました。

また、重要仕訳TOP100では、スッキリシリーズでカバーされていない問題に触れることもできたので、やっておいて良かったです。

簿記2級に合格できた勉強法について

自分の場合、以下の前提があります。

  • 個人事業主の確定申告経験
  • 小規模事業の経理&決算経験
  • 半年前、簿記3級のCBT合格

この上で、勉強時間としては、たぶん150~200時間ほどかかったと思います。

以下、詳しい流れを紹介していきます。スッキリシリーズの書籍を主軸にしながら、自分はこんな風に勉強していきました。

まずはテキスト読み

最初は購入したスッキリシリーズのテキストをひたすら読みました。

まずは工業簿記からザーッと読んで、それから商業簿記をザーッと読みました。その後、先ほどに紹介したYoutubeのたぬ吉さん動画を観て、工業簿記の理解を強めにしました。

しかし、この時に一つ反省があって、それはただ読むだけでなく、問題も解きながら勉強すべきだった、ということです。

テキスト読み2周目から練習問題も解いていく

結局、問題を解かないと、簿記の理解って全然できないんですよね…。

2周目で読み直しながら、いざ問題を解いていったら、1周目に読んだことなんて、ほぼ知識として定着していないことに気づいて、なんだか非効率な勉強法をしてしまったと、今では反省しています。

ポイント

簿記2級の勉強では、各単元ごとを読み進めるごとに、きちんと練習問題を解いていきましょう。ただ読むだけでは、ぜんぜん知識として定着しません!

スッキリわかるシリーズの巻末チェックテストに挑戦

テキストを2周読んで、練習問題もざっくり全て解いたので、巻末についていたチェックテストにチャレンジしました。

巻末チェックテストは、模擬試験形式になっており、本番と同じ第1問~第5問の構成になっています。紙でも受けられますし、パソコン用プログラムで受けることもできます。

商業簿記テキストの巻末チェックテストと、工業簿記テキストの巻末チェックテストと、それぞれ別物なので、合計2種類を受けることができます。

ただ、これは最初にやった時は気づかなかったのですが、難易度的には、「練習問題以上~CBTネット試験未満」といったレベルの問題です。

そして結果はといえば…。

超ズタボロ!

はっきり言って、ほとんど解けませんでした。

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この晩、かなり反省しました。正直、簿記2級をなめていたな、と。

いったん勉強戦略の練り直し

一通りの勉強をやってみてわかったことは、簿記2級では「知らないと解けない」という問題がめちゃくちゃ多い、ということでした。

簿記3級の時は、テキストざっくり読み+練習問題をやっていれば、そのまま本試験でも解ける問題が多かったのですが、簿記2級は、やっぱり難易度が上のようです。

このまま勉強していくと永遠に終わらない気がしたので、思い切って方針転換することにしました。それは「初回はドンドン答えを見ながら勉強していくこと」でした。

簿記2級の勉強は「答えを見ながらドンドンやる」が正解

先ほどの反省を活かして、スッキリうかる予想問題集では「わからない時はさっさと答えを見てどういう風に解いていくかすぐに確認する」という方針に切り替えて、勉強を進めていきました。これにより、少しは学習の時短効果が生まれたように感じました。

過去問や演習問題の勉強は時間を喰うので効率が大事だった

それから勉強していくうちに、また一つの気づきが生まれました。それは「簿記2級の過去問や予想問題の勉強は賢くやらないと時間をものすごく浪費する」ということです。

というのも、簿記2級の1回分の試験では、制限時間90分で、第1問~第5問を解かなくてはいけません。逆にいえば、1回分の勉強をする場合、最低でも90分はかかる、ということです。それから採点をして、間違えているところをチェックして学習するとなると、さらに30分以上の時間がかかります。

つまり、1回分の予想問題をやるのに、2~3時間は平気でかかるので、1日のうちにやれる量としては、1回分~2回分が限界、といった感じです、

そのため、バカ正直に全ての問題を一つ一つ全力で解いていくのではなく、まずは「頻出問題は必ず点数を取れるようにしておくこと」と「知らない問題を減らせるよう、できるだけ多くの問題を見ておくこと」を優先して勉強するようにしていました。

また、初回の勉強においては制限時間90分を計測することもせず、ざーっと問題を解いていって、わからないポイントがあればすぐに解答を見つつ、まずは全体の解き方を把握していくことを重視して勉強していました。

スッキリうかる予想問題集では合計9回分の演習内容があって、第1回~第6回はわりとベーシックな問題が多めで、第7回~第9回はけっこう難しい問題が多めな構成になっています。

自分は、第一回~第六回あたりの主要な問題はきちんと問題を解いて8割は取れるように理解を進めて、最後の第7回~第9回は問題文を見て解法を確認していく、というメリハリをつけて勉強していました。

簿記2級の勉強は打算的にやっていく

具体的に、自分は後半、こんな感じで勉強を進めていました。

・仕訳に注力
 ⇒第一問と第四問1の対策
 ⇒できるだけ多くの問題に触れておく
 ⇒やればやるほど理解が深まる
 
・損益計算書と貸借対照表は絶対できるようにする
 ⇒第三問はほとんど商業簿記のPLかBSが出る
 ⇒やってみるとわかるのが、じつはカンタン、ということ
 ⇒出題される仕訳もほとんどパターン化されている
 ⇒表の項目や、勘定科目をどこに割り当てるか覚えれば、あとはラク
 
・工業簿記はしっかりやれば得点源でしかない
 ⇒試験範囲が昔からほとんど変わっていない
 ⇒問題もパターン化している
 ⇒全体の仕組みを把握するまでは難しく感じる
 ⇒全体の仕組みを把握すると超簡単になってくる
 ⇒何度も往復しつつ、わからないところはYoutubeやネットで補完
 
・第二問は半ば打算的に
 ⇒何が出るかわからないので「初見」にならないことだけ考えて勉強
 ⇒株主資本等変動計算書、連結決算、各種勘定表など、解き方を覚える
 ⇒満点を狙わず、最低でも部分点を狙える勉強法をしていく
 
・間違いの多い箇所は徹底的にやり直す
 ⇒何周かすると、自分のミスパターンが見えてくる
 ⇒弱い単元は集中的にカバー
 ⇒該当する単元のYoutube動画ある時は、何度も見返す

筋トレみたいな感覚で言えば、仕訳を毎日5~20問を解いて、BSとPL&工業簿記は何度も問題を解きなおして、第二問の色んな問題は実際には解き直さず一回やった勉強結果を何度も見返す勉強法、って感じです。

あとはどうしてもヤル気の出ない時は、たぬ吉さんやパブロフさんのYoutube動画をボケーっと垂れ流して、何度も視聴するって感じです。

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こんな生活を2~3週間も続けると、ほぼほぼ脳味噌が仕上がってきて、本試験でも戦える体制になってきました。

パソコンでの模擬試験練習をやってみる

スッキリシリーズでは、商業簿記と工業簿記のテキスト巻末チェックテストで一つずつ、それから予想問題集のほうで5回分、それぞれパソコン形式プログラムが配賦されています。

なので、いよいよの本試験に備えて、模擬試験をやってみました。

すると、予想問題集をやりだす前にボロボロな結果に終わった巻末チェックテストでは、合格点を連発。予想問題集の模擬試験でも、きちんと合格点を出すことができるようになっていたので、少しは成長を感じました。

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個人的な経験談ですが、わからない問題が多すぎる時は、やっぱり初見殺しの問題をいかに減らすかが大事です。

いざ本試験へ

模擬試験で合格点を安定して出すことができるようになったので、その後、CBTサイトから申し込んで、無事に合格することができました。

その時の記事はこちら。

以上が、スッキリシリーズの本を使った、実際に合格するまでの勉強の流れです。

だいぶ長い記事になってしまいましたが、あともう少し、今度は細かい部分で、自分が大事だなと思ったテクニックやポイントを紹介したいと思います。

簿記2級を勉強する時のワンポイントテクニック&ノウハウ

基本が超大事

簿記2級では難しい問題も色々ありますが、それらの根底にあるものは、すべて各単元の基礎的な知識です。

どんな難しい問題も、その内容を紐解いていくと、とても基礎的なことをいくつか組み合わせた問題になっていることに気づきます。

つまり、簿記2は、きちんと基礎が定着していないと、延々とボロボロ問題を間違え続けてしまう、ということです。

自分は受験する時期には、スッキリシリーズの商業簿記テキストや工業簿記テキストの内容は、ほぼ暗記ってくらいに仕上がっていました。ホームポジションはもちろん、各表の書き方などもパッと思い出せるように仕上げていました。

おかげで、きちんと丸暗記していないことや、ちょっとど忘れしたことが問題に出ても、「これは資産の勘定科目でここのやつ」とか「こっちが費用の項目だから、こいつはこうする」など、基礎を軸にした持ち直しができるようになっていました。

そういう意味では、簿記3級をしっかり理解してから簿記2級を受けることはとても大事だと、自分は思っています。

勉強時間は長く取ろう

資格試験は短い期間で取ってこそ美学という人も多いとは思うのですが、基礎知識が定着するにはそれなりに時間が必要です。

また、簿記2級は、短期間で詰め込んで理解しようとすると、けっこう厳しい内容が多いです。

そのため、勉強期間は長めに確保して、日々コツコツ勉強していく癖を身に着けたほうが、結果的にはスムーズに勉強が進むと自分は思います。

プリンターは必須

簿記2では、表に埋める系の問題がめちゃくちゃ多いので、反復練習をする時などは、プリンターで解答用紙を印刷しないと、とても非効率です。

プリンターが家にない人は、導入を検討しても良いくらいです。時間効率がめちゃくちゃ変わりますので、自分はプリンター利用を強くオススメします。

わからないところは自分で調べて徹底的に理解する

先ほどの繰り返しになりますが、簿記2級は基礎の積み重ねですので、わからないところをそのままにしておくと、それが原因で大怪我することがあります。

なので、わからないところがあれば、Youtubeやブログ記事などで、しっかり調べて、わからないところをわかるようにしておきましょう。

パブロフのよせだあつこさんの動画は、税効果会計、未実現利益、連結決算、標準原価計算の製造間接費、全部原価計算と直接原価計算など、実際に問題を解きながら、それぞれの単元をとてもわかりやすく解説してくれていますので、とても参考になります。

とくに、連結決算については、全体の流れを理解するのが大事なので、いきなり動画から学ぶようにしても良いくらいです。(本で読んでわかろうとすると、余計に時間かかります。実際にどのように解いていくのか見たほうが早いです。)

工業簿記は体系的に理解をする

最初、工業簿記は厄介な内容にも感じますが、コツを掴むと、かなりの得点源になります。

たとえば自分は下記の点を覚えると、とても工業簿記がラクなものになりました。

・材料、労務費、経費
 ⇒買う時は直接も間接も一緒の勘定科目
 ⇒消費する時は、直接を仕掛品、間接を製造間接費にする
 
・各経費、製造間接費、仕掛品、製品、売上原価の流れ
 ⇒全体で、どのような動きをして、どのように帳簿になるか把握する
 ⇒これを掴めば、工業簿記の大半は理解したようなもの
 ⇒ここを曖昧にしたまま過去問を解き続けると、何度もミスが続き、痛い目にあう
 ⇒配賦差異は売上原価or製造間接費の場合があるので、そのへんも見極める
 
・仕損と減損の処理
 ⇒じつはパターンを覚えればラク
 ⇒度外視法は、月初月末完成品を出してから、当月投入を求めるだけの話
 
・パーシャルプランとシングルプラン
 ⇒パーシャルは一か所で差異を管理するから、仕掛品に集める時は「実際の原価」を使い、配賦差異が出たら相手方は「仕掛品」で処理する
 ⇒シングルプランは各諸経費で差異を管理するから、仕掛品に集める時は「標準原価」を使い、配賦差異が出たら相手方は「各経費の項目」で処理する
 
・シュレッターシュレッター図
 ⇒どんな問題でも「よそのひじき」を出せるようにする
 ⇒能率差異は、変動費のみ、という場合があるので、その時の処理を覚えておく

他、書き出すと細々あるので省略しますが、とにかく何度も勉強して、理解を進めることが大事です。

その他、補足

合格するには、どれくらい問題を解けばよい?

自分は、スッキリシリーズのテキストを2周は読み込んで、その後に予想問題集を一通りやった後、理解の浅いところをパラシュート的に反復練習していきました。

実際に解いた紙の用紙を写メにまとめていますので、気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

簿記3級をやらず簿記2級に飛び級してもOK?

個人的には、先ほども書いているように簿記2は基本の積み重ねで成り立っている試験なので、飛び級せず簿記3級から受けることを強くオススメします。

詳しくはこちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

まとめ

簿記2級のネット試験(CBT)は、紙試験よりはカンタンとは言われているものの、やはり、ちゃんとしっかり勉強しないと合格が難しいです。

しっかり時間を取って準備していくようにしましょう!

参考

実際の試験でどんな問題が出たのか気になる方は、こちらを参考にしてみてください。

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