いきなり色彩検定2級を受けて大丈夫? 飛び級より3級から受験がオススメの理由
2020年にリニューアルされた新しい色彩検定ですが、これからの受験で飛び級を悩む方もいると思います。
自分は3級と2級どちらも合格したのですが、その体験談でいえば、個人的には両方とも受けることをオススメしますので、以下に詳しく紹介したいと思います。
目次
いきなり色彩検定2級を受けるのはアリ? ナシ?
飛び級することは可能!
とくに規則はないので、色彩検定はいきなり2級から受験できます。
また、3級と2級は試験範囲が微妙に異なるだけで、試験の難易度自体はどちらも同じくらいなので、勉強が好きな人やテストに慣れている人であれば、いきなり2級から受験しても十分に合格できると思います。
2級から受験するメリットは「節約」と「時短」
色彩検定は料金の高い資格試験としても有名です。
3級:7,000円
2級:10,000円
1級:15,000円※1次免除者も同じ
UC:6,000円
飛び級して3級を受けない場合、単純に7,000円のオトクとなります。
また、履歴書で見た時、「色彩検定3級」というより「色彩検定2級」という見え方をしたほうが良いとも思います。
そのため、なるべく近い期日で履歴書に「色彩検定2級」と書きたい人は、いきなりの飛び級にチャレンジしてみても良いと思います。
しかし、個人的には「色の勉強」をしたいなら「きちんと3級から受験していくべき」と思っています。
飛び級しないで色彩検定3級から受けたほうが良い理由
試験範囲を見れば、3級の内容はすべて2級に対応しているように見えます。
3級の内容
色のはたらき
光と色
色の表示
色彩心理
インテリア
色彩調和
配色イメージ
ファッション
慣用色名
2級の内容
色のユニバーサルデザイン
光と色
色の表示
色彩心理
色彩調和
配色イメージ
ビジュアル
ファッション
インテリア
景観色彩
慣用色名
ただ、実際にやってみるとわかりますが、同じ単元にしても、3級でないと学べないこともあるので、飛び級をしてしまうと、その分がスッポリ学べないことになってしまいます。
また、PCCSやマンセル表色系など、3級で基本をしっかり理解していないと、いきなり2級からスタートすると説明不足な点もあり、少し勉強が大変だったりします。
そのため、どちらも実際に受験してみた自分の意見としては、3級と2級はどちらも受験することをオススメします。
3級と2級は同時受験もできるので、お金に余裕があるなら3級も受けておくことを個人的にはオススメします。
まとめ
色彩検定は、資格取得だけに割り切った考え方をするなら飛び級しても良いと思います。
ただ、「色の勉強」を目的として資格取得を目指したのであれば、個人的には3級から順番に受けていったほうが確実に知識の定着に役立つと思います。
まとめると、時間があれば「順番受験 or 同時受験」、お金を節約したくて時間がない人は「飛び級」といった感じです。
これから飛び級を考えている人の参考になれば幸いです。