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MFクラウドで次年度繰り越し・元入金計算をする際の具体的な手順・流れまとめ

確定申告が終わった後、やらなければいけないことが「次年度繰り越し」です。これは、昨年度の事業主貸・事業主借を0にして、元入金で調整する作業のことを指します。

必要なことは元入金を計算して、翌年の期首に設定することですが、まあ、これも会計ソフト、MFクラウド確定申告が自動的に処理してくれるので、恐れるに足らず、です。

MFクラウドで次年度繰り越し・元入金計算をする方法

メニュー画面の「決算・申告」から「次年度繰越」を選択します。

すると、「次年度繰越」の設定画面に移行しますので、「次年度繰越処理」の画面から「次年度へ引き継ぐデータ」を確認して、決定します。

自分の場合は、「期末残高」に加えて、「固定資産」があったので、それも繰り越し内容に含めています。

・・・これでもう終わりです!(はやっ

画面を見ると、次年度に移行したことを示すアナウンスが流れています。

仕訳帳を確認してみると・・・

新年の仕訳帳を見てみると、1/1付けで、次年度繰り越しの仕訳が自動的にされていることが分かります。

ただ、最初、ちょっと戸惑いました。

というのも、「事業主借」や「事業主貸」の勘定科目が使われておらず、代わりに、借方には「普通預金」や「売掛金」の勘定科目が入っていて、貸方の「元入金」と相殺されるように仕訳がされていたからです。

ですので、「ん・・・? 合ってるのか、これ?」と思ったのですが、あとで検算してみたところ、ちゃんと合っていました。

また、推移表などを見ると、「事業主借」や「事業主貸」もちゃんとゼロになっていましたので、間違いはないようです。

自動計算ではありながらも、確認および学習のため、一応、自分で検算するってことはやっておいたほうが良いと思います。

「事業主借・事業主貸・元入金」の概念や計算方法については、こちらの記事で図説も交えて、詳しく説明させて頂いていますので、気になる方は、ぜひご覧ください。

事業主借・事業主貸・元入金について解説! web系個人事業主が図説で分かりやすくまとめてみた

あとは今年も仕訳をしていくだけ!

次年度繰り越しの設定が終われば、後は昨年と変わらずに仕訳を続けていくのみです!

まとめ

会計ソフトを使っていれば、次年度繰り越しの設定も、ほとんど自動的にやってくれるので、安心ですね。

シリーズ終了のあとがき

今回の記事で、個人事業主の確定申告関連のまとめ記事は終了になります。これまで全部読んでくれた方、本当にありがとうございます。(もし分かりにくいところがあったらすみません・・・。)

自分も最初は青色申告なんて大変そうだし面倒そうだし、絶対に無理・・・とか思ったんですが、いざやってみると、MFクラウド確定申告のおかげで家計簿感覚でやっていけるし、あんまり難しいこともないし、確定申告の書類も印刷で作れちゃって、全体的にとてもラクに感じました。

テンプレみたいな感想を申しますと、最初は何事も面倒に感じるものですが、慣れてしまうと、なんてことはなかったように感じます。(会社勤め経験のある人は、最初の一年を思い出してみましょう。「やってやれないことはない」という感じがしてくるかと思います。)

まあ、じつのところ、今後、自分が個人事業主をずっと続けるかどうかは未定なのですが、もし転職しながら自分の事業を兼業にしていったら、そのまとめ記事も作成したいなと思います。

また、法人成りすることがあれば、これからスタートアップされる方のため、起業から法人経理なんかもまとめて記事にしたいと思います。

一応、じつは法人スタートアップに関わったこともあるので、ある程度の記事は書けるのですが、これは自分の法人ではないため、ちょっと書きにくいことも出てくるので、今は書けず、という感じです。すみません。。。

以上、これから個人事業主を考えている人の役に立てれば、嬉しく思います!

個人事業主のことをもっと詳しく知りたい方へ!

著者がweb系の個人事業主・フリーランスを実際に一年間やってみた時の各種手続きについて、下記のページでまとめています。

記事の中では、自分の実体験に基づいて、「開業届(青色申告の届け出)⇒日々の業務・取引⇒日々の帳簿づけ⇒年末の青色確定申告」までの具体的な手順について、詳しく解説しています。これから個人事業主・フリーランスを考えている人は、ぜひ参考に!

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