webクリエイター能力認定試験エキスパートに一発合格した勉強法
今日はウェブ制作者の登竜門的な資格試験、サーティファイ認定試験の「webクリエイター能力認定試験エキスパート」に一発で合格した時の勉強方法を紹介します。
これから始める人には難しく感じる内容ですが、コツを掴めばなんとかなるテストですので、ちゃんと準備をして受けるようにしましょう。ウェブ業界を目指して本試験を受ける方はぜひ参考にしてください!
目次
概要編
どんな試験なの?
概要を端的に説明しますと下記の具合です。
- ・web全般の基礎力があるかを確認するテスト
- ・HTMLとcssの力があるかを確認するテスト
- ・まったくの素人&初心者では難しいテスト
- ・現場で働いている人にはカンタンなテスト
まとめると、持っててスゴイ!とまではいかず、まあでもないよりはあったほうが良いかな、という具合のテストです。ちょっと厳しい見方をすると、これくらいできないと今の業界でウェブ制作をするのはちと難しいです。
試験料は7100円! どひゃー
高い、高すぎるぞ・・・! まあ受験者が多くないから必然的に高くなるのは分かるんですけどね・・・。だから1発で合格しないと、マジ泣けます。
どうせweb業界を目指して受けるならスタンダードではなく、エキスパートにしよう
正直な業界視線だと、スタンダードはわざわざ受けなくて良いです。お値段も高いので、エキスパートで一発で受かるようにしましょう。
XHTML? HTML5? どちらを受けたら良いかわからない。難しさはどうなの?
今現在、HTML5が正式に勧告されています。そのため受けるならHTML5が望ましいです。
難易度に関してはどちらもほとんど変わりません。ただ、HTML5を学ぶのもXHTMLを学ぶのも、どちらにしても基礎は一緒なので、結論としてはどちらも勉強して、試験はHTML5を受けるようにしましょう。
勉強編
まずはHTMLとCSSから始める
作り方も分からないうちから勉強したって全然楽しくないです。たとえば体育の授業でグラウンドとボールがあるのに、サッカーの戦術論を40分教えられ、最後の10分しか実際にボールを蹴ることができない。こんな習い方では、すぐに飽きてしまいますよね。
まずはとにかくHTMLとCSSの本を買ったり、分かりやすいウェブサイトを探して、HTMLとCSSでどういう風にウェブサイトができているか、体感で理解することから始めましょう!
「CSSを書き換えるとウェブページの見た目が変わる」ということを体感するところがウェブサイト製作の第一歩だと思います。
HTMLは伝えたい情報(文章)の塊、CSSはレイアウトを整えるための指示書一式。これが分かっているとその後の呑み込みも早いです。
そのうち「中学生でもできるウェブサイト製作方法」を執筆予定ですので、公開しましたら、そちらをお読みください。
また、試験に臨む人は、
- index.html
- style.css
- images
をみて、「ああ、はいはい。いつものあれね」と分かるくらいの知識は持っておきましょう。これすらも分からない人は試験に臨んではいけません。絶対に落ちます!(断言できる)
できれば一回、無料のもので良いのでレンタルサーバーを借りて、ウェブサイトをネット上に公開するところまでやってみるとさらに呑み込みが早くなります。
レンタルサーバーってなに?という人は、とにかく初心者用のマニュアルを見るところから始めましょう。
ウェブサイトのいじり方が分かってきたら一般的な知識を身につけていく
webクリエイター能力認定試験エキスパートでは、知識問題も出てくるので、用語などを色々と知っておく必要があります。こればかりは草むしりのように地道な作業が必要となります。web関係の本や、分かりやすいブログサイトなどを見て、色々と用語を覚えていくようにしましょう。どこか区切りのよいところで過去問を見てみるのもアリです。感覚としては自動車免許の筆記試験に近いです。救いはマークシートであるところ。
一通り理解できてきたら過去問を一回解いてみる
とにかくやってみましょう。時間も測定して今の自分の実力を認識しておきます。たぶん、ほとんどの人が時間足りなくなります。それは用語に慣れていないからです。
もろもろの知識が身についたら、最終的な仕上げ「テストの用語を覚えること」
独学すると陥りやすい罠なのですが、マジで用語が分かりません。たとえば、cssで「.」をつけたらclass、「#」をつけたらidということは知っているのに「要素を○○にする」などの指示の前で首をひねって疑問符を浮かべてしまうなんてこと、しばしばあります。
ちゃんと用語を覚えましょう。それだけでテスト時間を大幅に短縮することができます。
試験合格に絶対に必要となる構築技術
主に下記の内容を作成できないと合格は難しいです。逆に下記がきっちりできれば、かなり大丈夫です。
- ・floatを使ったレイアウトができる
- ・marginとpaddingが理解でき、なにも見ずに指定できる
- ・インライン要素とブロック要素の違いを明確に把握している
- ・img(画像)に対するレイアウトを自在にできる
- ・aアンカーの打ち方を理解している
- ・tableの作成/結合/行列操作などをできる
- ・formの基礎文法を把握して構築できる。(外観構築だけでOK)
試験で想定されるトラブルと対応策
cssや画像が反映されない!
→慌てない。cssが反映されないということは指定が正しくできていないということ。誤字脱字の見直し、ディレクトリ階層の見直しを重点的にしましょう。
どうしても正しくレイアウトできない!
→慌てない。いったん、そこは飛ばして分かるところからやっていきましょう。悩むのが一番ダメです。
会場で、いつも使っているエディターがなくて、泣きそう!
→仕様です。いろんなエディタで作れるようになりましょう。基本は一緒です。(とかいいつつ、自分はwindowsデフォルト搭載のメモ張で根性入力して合格してます。要は文法さえ覚えていれば、そんなの関係ないんです。)
とにかく、慌てないことです。そして諦めないこと。
合格証書
こちらです。
毎年の合格率は90%前後なので、よほど勉強不足でもない限りは、きちんと合格できると思います。
まとめ
なんだかんだで、この試験を受けると、浅く広く、総合的にウェブ製作のことを知ることができます。また目標があるほうが勉強もダレないので、できれば取っておきましょう。正直、中学生や高校生でもパソコン操作になれている子なら取得は可能です。
その人自身の特性もありますが、ざっくりした難易度でいえば、簿記3級、英検準2級程度の難しさに思います。