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応用情報技術者試験に合格した時の教材&勉強法を紹介

先日、応用情報技術者試験に、4回目の受験で合格しました。

長い勉強期間の中で色んな取り組みをしてみましたが、結局は「とにかく問題を解く&わかりやすい解説動画を観る」の二点が効率的な勉強法だったので紹介したいと思います。

おすすめの教材&勉強法

基本はネットの無料教材「過去問道場」でOK!

正直なところ、応用情報技術者試験は、市販の教材を買わなくても勉強できます。

というのも、インターネットにある「過去問道場」が超絶便利だからです。

過去問道場では、これまでの午前&午後の過去問すべてが収録されており、色んな形式での解き方をすることができて、各問には解説もあるし、間違った問題は復習する機能もあるしで、正直、これに勝る教材はありません。

そのため、応用情報の基本的な勉強スタイルとしては、「過去問道場の問題をどんどん解いて、分からないところは自分で調べて理解を深めていく」という方法が、最も強力です。即、点数に結びつきます。

難しい問題はYoutube動画の解説で理解する

応用情報技術者試験の勉強で最初につまずきやすいのは、計算問題だったり、全く知らない分野の勉強です。

そもそも単語すら聞いたことない分野の問題については、たとえ解説をされても「は?」となってしまうこともあります。

そんな時におすすめなのが「Youtube」です。

今の時代は本当に便利なもので、色んな方がわかりやすい解説動画をドンドン投稿してくれています。これら映像つきの解説というのはかなり強力で、分からない問題もすんなり理解できることが多いです。

参考までに自分が使った動画のリンク一部を下記に貼っておきます。

ただ、Youtube動画を色々と漁ってみても、「午後試験」の長文問題については、あまりわかりやすい解説動画はありませんでした。そのため、午後試験の対策に力を入れたい人には、ここで初めてテキストの購入をおすすめします。

午後試験の対策に注力したいなら「緑本」がおすすめ

午後試験対策で有名なのが、こちら「午後問題の重点対策」、通称「緑本」です。

内容としては、これまでの午後試験の過去問から最近の傾向となる問題をいくつかまとめてピックアップして、それにわかりやすい解説を載せた本になっています。

他にもテキストや参考書などはたくさん出版されていますが、自分の体験談でいえば、買うのは緑本一冊だけでOKです。

参考:市販テキストはいらない? あまりおすすめしない理由とは

あくまで自分の体験談なのですが、午前対策として市販のテキストを買っても、あんまり効率的ではなかったので、正直なところ買う必要はないと思っています。

というのも、市販テキストを買っても、「学習が二度手間」になるからです。

たとえば、「インヘリタンス」という単語は、一般的には、Javaなどオブジェクト指向のプログラムにおいてクラスの"継承"を指す言葉です。市販テキストでは、同程度のボリュームの文章で、ざっくりした説明だけ書かれていたりします。

これが応用情報で出題されると、こんな風に聞かれます。

例)インヘリタンスの説明として正しいのはどれ?

ア:オブジェクトのデータ構造や値を隠ぺいし,オブジェクトの外部から直接,内部のデータにアクセスすることを禁止する。
イ:オブジェクトのデータ構造や手続を変更した場合でも,外部への影響を防ぐことができ,オブジェクトの独立性を向上させる。
ウ:基底クラスで定義されたデータ構造と手続をサブクラスで引き継いで使える。
エ:同一のデータ構造と同一の手続を持つオブジェクトをまとめて表現する。
(ソフトウェア開発技術者平成20年春期 午前問41より)

もちろん、元の意味が正しくわかっていれば、文章を読み解くことで解答はできます。しかし、ぱっと見では、よくわかりませんよね。また、応用情報のテストにおいては、もっとややこしい聞かれ方をする問題(単語)もあって、「元々の単語の意味は知っているのに間違ってしまう」というミスが、けっこう起きます。

つまり、市販のテキストで勉強をスタートしてしまうと、「テキストの解釈」を覚えて、その後に「応用情報で聞かれる独特な問題の解釈」を覚えないといけないので、二度手間になってしまうのです。

応用情報の勉強においては、「試験で聞かれる独特の言い回しでの意味」を覚えて、それから「一般的な意味合い」を覚えていったほうが遥かに効率的です。そのため、原則、「過去問道場」や「Youtube」など、過去問をベースとした学習方法にしたほうが時短学習となります。

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自分は最初の頃、市販テキストを読み込んでしまったり、一般的な意味での暗記を優先させてしまったことがあり、けっこう無駄な勉強をしてしまいました…。

いつか確実に合格したいなら「ノートの作成」もおすすめ!

基本的には、これまでの勉強法でOKなのですが、自分は、これに加えて、「応用情報ノートの作成」をおすすめします。

というのも、応用情報は「相対評価込の合格率20%」という仕組みになっているため、どうしても不合格になる可能性が高くなります。そして、試験に落ちれば、次に受けられるのは半年後になるため、前回に勉強したことを忘れてしまうというデメリットがあります。

そんな時の備忘録のため、応用情報で学んだことをノートに体系化してまとめておくと、2回目以降の受験において、かなりの時短学習が可能となります。

自分の体験談でいえば、3回目の受験科から「ノート作り」をして、明らかに今までより理解度が深まり、最終的には4回目の受験で合格することができました。

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正直、最初の勉強の時から「ノート作り」をしておけば、もう少し早く合格できたなーと反省しています…。

おすすめはエバーノート

ノートは紙のタイプだと、後から情報を追加したり修正するのが面倒なので、今の時代なら「エバーノート」をおすすめします。

参考ついでにキャプチャを貼っておくと、自分はこんな風に全範囲の内容を自分用にまとめておきました。

こうして情報をまとめておくと、試験当日もスマホかタブレット一台を持っていくだけで、全範囲の復習(見返し)がカンタンにできるので、市販テキストよりも圧倒的に効率が良いです。

参考:自分の失敗談紹介

腰を据えた勉強をしないと効率が悪い

先ほども少し書きましたが、市販のテキストで勉強するのは、だいぶ効率が悪かったです。また、ノート作りを早めにしなかったことで、一夜漬けみたいに覚えたものは何度も勉強し直しになったので、やっぱり効率が悪かったです。

応用情報技術者試験になんとしても受かりたい人は、何度でも受験することを覚悟しつつ、きちんと腰を据えて勉強に取り組み、ノート作りなどで復習しやすいアイテムを作成して、自分用に情報を体系化していくことが大事です。

昔の問題より、なるべく最近の問題に触れていく

実際にやってみるとわかるのですが、応用情報では、問題の傾向が年々、微妙に変わっていってます。

というのも、社会全体のIT化が進み、色々と新しい技術が生まれて、古い技術が消えていったりしているので、問題の傾向は少なからず変更せざるを得ないのだと思います。

たとえばデータベースやネットワークの午後試験は、昔の試験だとカンタンなものが多いのですが、最近だと難しい内容になっていたりします。

そのため、昔の過去問をやるのではなく、なるべく最近の過去問から取り組んでいったほうが効率的です。

まとめ

以上が、自分の体験談を通してオススメする教材&勉強法でした。

ポイント

午前の対策:過去問道場&Youtube
午後の対策:緑本

最初の頃は答えがわからなくてもOKなので、とにかくドンドン問題に触れていくべきです。そして、わからないところがあれば適宜きちんと調べて、理解を深めていきましょう。さらにノート作りをして、いつでも復習できるように情報をまとめておくと、より完璧です。

もちろん、やり方は人それぞれですので、自分に合った方法を見つけられること、祈っております。本記事が少しでも参考になれば幸いです!

参考:どうしても応用情報の点数を増やしたい人向け

自分なりのテクニック論など、下記の記事にまとめています。どうしても点数が上がらない人など、参考になれば幸いです。

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