初めての自作パソコン完成! 実質9万円でゲーミング並の爆速PCを作った感想
予算10万円(実質9万円)ほどで、初めての自作PCを組み上げたら、通常のweb制作には十分すぎるほどの性能を持った、爆速PCが完成しました。
大満足の結果だったので、一連の経験を通して感じたことなど、つらづらと書いてみます。これから自作PCに挑戦される方の参考になれば幸いです。
▼本記事は、以下の前回記事からの続きです。
目次
構成一覧
あらためて掲載しますと、自作パソコンの構成は下記の通りです。
種類 | 購入パーツ | 価格 | P還元 | 小計 |
---|---|---|---|---|
OS | windows10 pro | 25,802 | 3,225 | 22,577 |
CPU | Core i5-10400F | 18,880 | 1,416 | 17,464 |
マザボ | MSI MAG B460M BAZOOKA | 9,780 | 734 | 9,047 |
グラボ | GeForce GTX1660 SUPER | 24,794 | 3,595 | 21,199 |
メモリ | Crucial DDR4-2666 16GB*2 | 11,948 | 896 | 11,052 |
SSD | Crucial 2.5インチ 500GB | 6,080 | 699 | 5,381 |
電源 | THERMALTAKE 600W SMART | 5,478 | 630 | 4,848 |
PCケース | SILVERSTONE SST-FAR1B-G | 6,462 | 896 | 5,566 |
CPUクーラー | 虎徹 MarkⅡ | 4,250 | 904 | 3,346 |
/ | 楽天買い回り特典など+αのP還元 | - | 11,000 | - |
合計 | 113,474 | 23,995 | 89,479 |
出費自体は11万円ですが、楽天スーパーセールを利用して、たくさんポイント還元したことで、実質9万円近くでパーツを揃えることができました。
あまりの爆速ぶりに感動
windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
基本スコアは8.2でした。
他の数値は9.2以上なので、もしかしたらM.2 SSDのNVIeタイプにすれば、さらに改善できるかもしれませんが、個人的には十分な速度なので、今のままで大丈夫です。(ゲーミングのハイスペックの方から見たら、だいぶ弱小だと思いますが!)
起動やシャットダウンが一瞬
電源ボタンを押してから、モニターにログイン画面が表示されるまで、本当に数秒程度。
昔のパソコンのことを思うと、感動です。
PhotoshopやIllustratorも快適サクサク動作
Adobeのデザインソフトは起動や処理が重いので有名ですが、それらがサクサク動いて、これまた感動です。
いつもPhotoshopを起動すると5秒~10秒程度は待たないといけなかったのですが、今は数秒です。画像加工や編集をしている時も、サクサク動いてくれるので、簡易なペイントソフトのような感覚で作業ができるようになりました。
旧パソコンでは、グラボGTX1050・メモリ16GB・CPUかなり古いi5だったので、やはり性能が足りていなかったようです。今は、グラボ1660Super・メモリ32GB・CPU第10世代のi5なので、かなり快適です。
ページ遷移など細かな動きが超スムーズ
ウィンドウの表示/非表示だったり、ブラウザの動きだったり、ページ遷移だったり、すべての動作が快適スムーズになりました。
証券会社のポートフォリオなどを開くときも、今までは最初にもっさりした感じがあったのですが、今はすぐに反応してくれます。
余計なソフトが一切入っていない
既製品のPCを買うと、どうしても何かしらのアプリがインストールされているので、すごく邪魔です。
自作パソコンだと、まっさらな状態から、自分の好きなアプリだけを設定していけるので、本当に素敵です。
めちゃくちゃ静音
これも驚きだったのですが、これだけ快適な速度が出ていながら、今までに使ってきたパソコンの中で最も静かな音だったことも感動でした。
国産、DELL、HPなど、色んなメーカーのものを使ってきましたが、やはりファンやクーラーなど、筐体の中にあって普段は目に見えないパーツに関しては、だいぶ安いものを搭載していたんだなーと思いました。
虎徹のクーラーは、ファンの四隅にゴムパッドがついていることもあって、耳を澄ませば回転音が聞こえますが、意識しなければ、ほとんど無音です。PCケース付属のファンも、とくに目立った音はしなかったのでラッキーでした。
自作パソコンのメリットとデメリット
メリットはコスパ!
実際にやってみて思った一番のメリットは、「とてもコスパが良い」ということでした。
今回、自分の作ったパーツ構成で市販品のものを買おうとすると、おそらく予算15万円をオーバーするでしょうし、これが国産メーカーともなれば、さらに数万円以上の金額加算がされるでしょう。
また、市販品を買う場合、色んな事が一長一短だったりします。
・HDDはいらないから安くしてほしい
・光学ドライブはいらないから安くしてほしい
・SSDの容量はこんなにいらない
・メモリ容量はもっと欲しい
・グラボそれじゃなくて他のが良い
など
加えて、市販品の場合は、毎回のように不要なものを抱き合わせで買わされます。
・OS
・PCケース
・メインメモリ
・SSD
など
もちろんパーツの寿命がくれば、自作パソコンでも交換しないといけません。
しかし、市販品の場合は「一回の買い替えで全パーツを丸ごと購入させられる」のです。しかも、いくつかのパーツは妥協して買い物しなくてはいけないのです。
たとえるなら、キャリア携帯で、いつまでも高い料金を支払うようなものです。
市販品のPCだと数年おきに15万円~20万円のコストがかかります。
しかし、自作パソコンであれば、2回目以降からは劇的にコストダウンできるので、数年おきに数万円~10万円程度もあれば、十分なスペックのアップデートが期待できます。
自作することでパソコンの知識も増える
もう一つの大きいメリットは、実際に自分で作っていくことで、パソコンのパーツや仕組みについて詳しくなれることです。配線などは自作パソコンならではの作業ですし、普通に良い勉強になります。
これからのIT・DX社会において、パソコンは必須アイテムですし、人生でずっと使うものです。
なるべく早い段階で、自作パソコンの道に進んだほうが、コスト面でも知識面でも、トータルで見て、とてもオトクな経験になるかと、自分は思います。
デメリットは工数!
すべてを作り終えた今だと「自作パソコンってやってみると楽だな」って思いますが、しかし、いざ作ってみる前までは「はー、どのパーツを買えばいいんだろ」とか、「パーツ買ったし、組み上げないといけないのかー」など、けっこう面倒に感じる気持ちがなかったわけではありません。
また、実際に作り始めてみると、最初はわからないことも多いので、調べる時間も必要だったりして、「じつは買ったほうがコスパ良いのか?」とも考える時はありました。
加えて、自分はパーツの失敗をしませんでしたが、事前のリサーチが甘いと、なにかしら整合性の一致しないパーツを買ってしまったりする可能性もあります。
ただ、自分はブログ用に写真を撮影したり、テキストを書いたりしながら作っていたので、かなりの時間がかかりましたが、普通の方であれば、サクサクと組んでいけばよいだけなので、半日程度、ある程度の慣れがある人なら数時間ほどで作成はできると思います。
慣れてしまえば、デメリットよりもメリットのほうが大きいので、あとはどこのタイミングで自作パソコンの道に入門するか、というだけの話かと思います。
向き不向きはあるから無理にやる必要はない
ずっと自作パソコンを褒めてきましたが、しかし、人によっては、「パーツを触るのは恐い」、「配線なんて無理」、「電気製品はプロに任せないと不安」、「仕事が忙しいのに休日にそんな疲れそうなことしたくない」など色んな感情があると思いますので、そういう場合は、普通に市販品を買ったほうがスムーズだと思います。
なにごとも向き不向きはありますので、自分は「自作パソコンに挑戦してみたい人はやってみると良いのでは」くらいに思います。
人生は、自分自身が「楽しい」と感じる時間をいかに増やせるかが大事です。もしも自作パソコンがストレスになるようでしたら、無理にやる必要は全くありません。(と、私は思います。)
最後に一言
長かった自作パソコンの記事も、これにて完結です!
最初から最後まで読んでいただいた方は、本当にありがとうございます。なにかしら自作パソコンの参考になっていれば、とてもうれしく思います。
また、これまでの作業工程など読み返したい人は、以下のリンク集をご活用ください。